ベルフェとハジメの立場

「どんだけだよ」

ベルフェは呆れた様子でそう呟く

「まず裏切ってくれたのがアリスお姉ちゃんはなんだかんだで嬉しかったんだよ。フェル、、、ベリアルはアリスお姉ちゃんの狂信者。、、、アスモは精神雑魚で使えない。レヴィは一応、宰相の立場だし実際アリスお姉ちゃんの大きな助けになってるけど世界征服というアリスお姉ちゃんの目的とに対してはアリスお姉ちゃんが主導してて助けれてない」

「、、、」

「そんな中、ハジメは助けるどころか裏切った。でもそれはアリスお姉ちゃんのためにっていうのが前提だし、それのお陰でアリス様は一線を越えるという恐怖が和らいでる」

「、、、なるほどな」

「そしてベルフェはこの世界で唯一アリス様を単独で殺せる可能性が存在するほどの絶対的な強さがある、、、あれ?魔教内だとハジメはベルフェよりも弱いって言ってたけど、、、さっきの話的に、、、」

スモアがそう言うと

「俺がアリス様を倒せる確率は3割ってところだ、、、それでベルフェは、、、5割だな。あ、これは完全状態のアリス様の場合な。今のアリス様なら両方2割確率が上がる」

ベルフェはあっさりとそう答えた

「マジで?」

「ああ」

「そしてベルフェとハジメの共通点でどっちもアリスお姉ちゃん第一優先のところがね。フェルト以上にヤバいからね2人とも、、、フェルトも国1つ滅ぼすくらいはするけど子供含めて全員虐殺するのは流石に全員ドン引きだったんだよ」

スモアは遠い眼をしてそう言う

「あの時はアリス様もブちぎれてたからねー、、、まじめに殺されるかと思った。フェルトが止めてくれなかったら死んでたかもな」

ベルフェも遠い眼をしてそう言う

「子供殺しは魔教じゃ禁忌中の禁忌だからね、、、あの時は実際殺す気だったよ、アリスお姉ちゃん。でも、自分のためにあそこまでやってくれてたのがもう好感度爆上げよ」

「そういうもんなのか?」

「そういうもんだよ」

「昔一回喰われかけた時はどうにかしたけど、、、気を付けた方が良いかもな」

「はぁ?!」

とんでもないベルフェの発言にスモアは驚愕する

「、、、マジ?」

「マジ」

「まじめに気を付けてよ、、、アリスお姉ちゃんやレヴィ、フレイヤ、、、カタリナもベルフェには死んでもらいたいって思ってるんだから」

「は?レヴィからも殺意向けられてるのか?」

「うん。フェルト以外はみんな殺したがってるよ」

「四面楚歌だな」

ベルフェはお手上げといった様子でそう言う

「というかフェルトはやっぱり殺す気は無いんだな、、、いっつも殺す殺す言ってるのに」

ベルフェはおかしそうにそう言う

「そろそろ殺されそうだけどね、、、まー、気を付けてね。

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