カエデとフタバ

「なるほど」

(いきなりアヤメの先祖に会うなんてな)

カエデがそう考えていると

「あなたの母親のカグラも凄いけどあなたの方が才能は上よ」

そんなことをフタバ告げた

「え?」

(私がお母様よりも?!)

カエデは驚愕する

「ただ、大器晩成の極みみたいな才能だから普通に仲間にどこかで置いていかれるわね」

「あぁ」

「そこで相談なんだけど3つ頼まれごとをしてくれないかしら。そしたら見返りにその問題を大きく解決する力をあげるわ」

フタバはカエデに取引を持ち掛けた

「、、、頼まれごとというと?」

カエデは目を細めて問う

「1つ目はアヤメといつまでも仲良くしてあげて。あの子は両親も早くに失ったこともあって精神が未熟。そんなあの子を最も支えられるのはカエデだからね」

そしてフタバは1つ目を話した

「どうやら頼まれごとは2つのようですね。そんなこと当たり前です」

それにカエデはそう返した

「っ!、、、そうね、失礼したわ。それじゃ2つ目」

そしてフタバが2つ目を伝えようとした時だった

「おい。誰かに見られてるぞ」

そんな男の声と共に




「っ!」

(過去視が妨害された?!)

アリアの過去視が妨害されそのまま見れなくなった

(どうゆうこと?!過去の時点で未来の行動を妨害するなんてできるの?!)

そうアリアが困惑していると

「、、、私が本物だっていう一応の確認は出来た?」

どうやら落ち着いた様子のカエデがそう声を掛けてきた

「、、、うん。ひとまずいつものかっこ良くて頼りになるカエデちゃんだってことはわかった」

「そう、、、でも、さっきは私は少し冷静じゃなかったな。もう大丈夫だ」

「よかったー」

「私の体を勝手に使った犯人も教えられたからその辺も安心、、、心残りなく完璧な勝利だよ、私たちが手に入れたものは」

「「うん!」」

こうして3人はやっと勝利を素直に喜べることとなった

「それで、、、そのカエデちゃんの故郷の偉人さんから頼まれたことってなんなの?」

アリアがそう聞くと

「え?、あー、         やっぱり声が出ないか」

カエデは途中で口パクのようなことなった

「「え?」」

「どうやら下手にバラされると色々とまずいみたいでね。制限かけられたみたいだ」

「なるほど、、、大丈夫なんだよね?」

アリアが心配そうに尋ねると

「問題ないよ。そもそも2つ目のお願いももともと私がやろうとしていたことだし、3つ目は簡単なお願いだったからな」

カエデは笑ってそう答えた

「実質ほぼノーリスクで報酬得られたから万々歳だな」

「報酬って?」

「即時成長で5年分の成長と今後の成長率が最大で5倍まで跳ね上がった」

エモクロア共和国 ここで勇者達はそれぞれ大きな強化を得た





「、、、」

{あなたはなんでアリアと一緒に旅をしているの?}

(なんで、、、なんでなんだろう)

カエデはフタバから問われたことに頭を悩ませた

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る