カエデと
「んぅ?」
(ここは?)
「っ!」
バサッ
「っ!!!」
勢いよく飛び起きたカエデは激痛によってベッドに再び寝そべる
「「あっ!ハジメ(ちゃん)!」」
するとアリアとフレンがカエデに駆け寄って来た
「こ、、ここは、、、なるほど?勝ったのか?」
カエデは即座に状況を理解し2人に問う
「うん!勝ったよ!」
アリアがそれに笑顔でそう答えれば
「、、、なら、エテルを追いかけに行くか」
カエデはそう答えて痛みに耐え起き上がろうとする
「ちょっと!まだ安静に!」
フレンがそれを止めようとするが
「この程度で止まってられない!」
カエデはどこかイラついた様子で強引に起き上がろうとする
「「、、、」」
それを見て2人は
((やっぱり何かに乗っ取られて))
そう考えた
「アリア、お願い」
そしてフレンが小声でアリアにそう言う
「うん」
そしてアリアはカエデの過去を見る
(カエデちゃんの肉体の時間じゃ判別できないから魂の時間を)
「ん?ここは」
カエデが目を覚ますと
「え?山?!」
そこはどこかの山の頂上であった
(は?どこ?)
カエデが困惑していると
「驚かしちゃったわね」
後ろから声を掛けられた
「っ!!、、、誰ですか」
カエデは振り向く
(気配が全くなかった、、、黒髪、黒目、、、アヤメにどこか似てる)
カエデに声を掛けてきたのは黒髪黒目の和服に身を包んだ美しい女性であった
(この人、、、ものすごく強い。それに持ってる刀も百振りの名刀ですら霞むほどの神刀。勝てないな)
「そう構えなくてもいいよ。どうせ1秒もあれば手足切り落とせるから」
女は笑顔でそう言うが内容は終わっている
「冗談を、、、3秒は持ちますよ」
「さすが私の子孫に手を出した女ね。減らず口は減らない」
「、、、あなたは誰?」
カエデは怪訝そうに目を細めそう聞く
「私は、、、フタバ・ツクヨミよ」
そしてその答えを聞いた瞬間
「、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、は?」
カエデは唖然とした
「え?フタバ・ツクヨミって、、、ヤマトに第2代皇帝にして現在までに続くヤマトの基礎を作ったあの、、、え?」
「後世じゃそんな評価になっていたのね。先生の国を継いでただ息子の負担を減らすためにって感じだったのに、、、」
カエデの言葉を聞いたフタバはそう呟く
「、、、フタバ様に会ってるってことは、、、私死んだのか?」
「違うわよ。体と魂の癒着が弱まっていたのとある理由でこの世界にまで呼び寄せれたの。だから普通に生きてるわ」
カエデの懸念にフタバはそう返した
「なるほど、、、では、なんで私を呼んだんですか?」
「一度話してみたかったのよ。私の血族の最高傑作とも言えるアヤメを超える才能を持つあなたと、、、あとちょっとね」
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