フェルトとハジメ

ガチャン!

「あ゛ー!」

フレイヤは扉をら乱暴に開く

「お帰り」

それにフェルトは特に気に留めることもなく水晶を弄っていた

「電話は?」

「もう繋がる、、、よし」

そしてフェルトは水晶に魔力を流す すると

{もしもしー!こちらハジメ、今クッキーを食べてます}

そんなおちゃらけた声が水晶から放たれた

「もしもし。こちらフェルト、今ババァの相手をこれからどうするか考えています」

それにフェルトはめんどくさそうにそう返した

「おい誰がババァだ?」

{それでどした?}

「どした?じゃねぇよ。お前カエデに精神乗り移させただろ。何してんだよ」

{あんな状況だったんだ、しょうがないだろ?}

ハジメがそう言うと

「お前ならアリスガーデンからユグドラシルまで狙撃出来るだろ」

フェルトはそう返した

「異端の聖剣の前であんなカエデ見せたらバレかねない。お前のことはバレると面倒なんだよ」

{安心していいよ。僕がさっき使ったのは全部カエデちゃんの今の体でできることだけだから。適当にご先祖様の力とか言っておけば誤魔化せる}

「それはそうだね、、、で?なんだあの精神移送の魔法」

フェルトは本題と言った様子でそう切り出す

{何が?}

「シラ切るな。あんな闇魔法地味だ魔法、、、アリス様との約束忘れたのか?魔法の制作は強弱関係なく全て報告する、、、いや、もちろんしてるなら問題ないんだけどな?そこんとこどうなの?」

フェルトがそう詰問すると

{この魔法出来たので一昨日なんでな。明日ぐらいに報告する予定だ。アリス様今あの時期だし}

ハジメは予定調和のようにそう返した

「っち。都合のいい言い訳だな」

{実際問題それが理由だからな。何に使えるんだよこの魔法。精々緊急時に逃げれるだけだろ}

ハジメがそう言うと

「それが1番の問題だろ。お前にはもう自由は無いんだよ」

フェルトはそう返した

「そうだな。お前はもう逃げらんねぇよ。逃げた瞬間にお前地下牢、、、いや、普通に自室に一生に監禁ルートだろうな」

それに今まで黙ったいたフレイヤもそう言う

{わかってるよ、、、そもそも仮に逃げれても逃げれないよ}

そしてハジメはそう返した

「それもそうだな」

「だな」

それに2人も同意する

{そういえばあのエロガキ元気か?}

「どっち?」

{桃髪}

「俺との戦闘で体調崩して今寝てる。なんかげーげー吐いたり抜け毛がヤバい」

{了解、、、ベルゼ関係で我らがベルフェ様がそっち行くからその時にでも}

「、、、本当にジャンヌちゃんやる気のなの?」

フェルトがそう聞くと

{僕は嫌だね、、、でも、ベルフェは}

ハジメはそう返した

「そう、、、わかった」

{お互い苦労するな}

「お前ほどじゃない」

{、、、久しぶりにお前のそんな言葉聞けたな}

「うっさい死ね!」

こうして通話は終わった


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