最古の思い出

「「はぁ!」」

少女と少年は一人の男に斬りかかっていた

ガキン

それを男は軽々防ぐ

「今日こそ背を付かせるぞ!!」

少女は杖で勢いよく男に襲い掛かる

「フレイヤ!前に出すぎだよ!」

すると少年が後ろから声を掛けてきた

「うるせぇ!援護してやっからさっさとやれハジメ!」

少女の名はフレイヤ のちに大国エモクロア共和国を建国し2000年以上の長き日王座君臨し続ける名君である

「はー、わかったよ」

少年の名はハジメ のちに

「ゼロ・バースト」

フレイヤは強力な魔法砲を男に打ち込む

「幻想殺し」

それを大人は一太刀で切り裂いた

「ツクヨミ流・潮流れ!」

しかしその間を抜いてハジメが男に切り掛かる

シュ

それを男は軽々躱すと同時に

スッ

刀を振り下ろした

キン

それをハジメは軽々防ぐ

「そんなあっさり防ぐなよ~」 

男はそう言うが

「完全な零月・朧をあっさり防げてるわけないでしょ。月核まで同時に使われてたら数発で腕にヒビが入りますよ」

ハジメは顔を顰めてそう言う

「私じゃ1発で骨折するんだけど、、、やっぱりハジメおかしいでしょ」

フレイヤは呆れてそういうのであった

「ではご期待にお答えして」

そう言うと男は即座に刀を上に振り上げ

「月詠理」

シュ!

ドカン!!!

とんでもない威力の斬撃が地面に振り下ろされた

「期待してないよ!!」

それをハジメは躱した

「おいおい、逃げてるだけじゃ俺に背を付けさせることは出来ないぞ」

そんなハジメに男がそう言うと

「偉大なる大神ゼウスよ。オリンパスの王たる貴方のお力をここに!神の宣告!!」

バリバリバリ

男はとんでも火力の神聖術式を放った

ビュン! ビュン!

光の速度の攻撃であるそれをハジメは自力で完全に回避した

「危ねぇ!」

「フレイヤの固有魔法を知ってる身としてはハジメの固有魔法は本当に、、、」

それを見て男はそう呟いた

「そうだな!」

そんな中フレイヤは男がハジメに目を取られている隙に上から

「汚物は消毒だー!!!」

と言って魔法を乱射してきた

「幻想殺し・傘」

それを男は刀を高速で回して傘のような受けで全て消した

「あー!!」

それを見てフレイヤは悔しがるが

(俺は囮!本命はハジメのあの秘策だよ!)

ハジメの秘策を信じているのであった

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