フレンVSフレンパーティー 8

「くっ!」

(あんな魔力を吸収したら確実に暴走状態になる!ここにフレデリカとフェルトが居なかったら大惨事だぞ!)

フレイヤは模擬戦だと思っていたら首都に被害が出かねない状態になり焦っていた

(あの子がこれに気が付かないはずがないから完全に私の動きが阻害されること分かってるわね、、、というかカエデはカエデで人の国に迷惑かけるな!)

そう考えながらフレイヤは魔法砲なども使ってフレンを守るアリアやスモアを抜こうとするが

「はい、反転」

ドカン!

「アザトース!」

ギュイーン

2人とも単純な魔法でそれを防いでいた

(相性最悪すぎるでしょ!!あー!!!昔はハジメにボコボコにされてメイド服着させられたこと思い出してきた!!!あー!!!)

あまりのストレスにフレイヤの頭はそんな雑念が浮かんでくる始末であった

しかしそんな雑念も終わりを告げる

「ウ、、、ヴァぁッぁ!!!」

「っ!フレン!」

フレンの体が漆黒の水と風に包まれ肉体は竜人になっていた

「、、、すっげぇ」

「かっこいい、、、んだけどなんかお母様みたいな雰囲気だな。でも精霊の力もすごく感じる、、、混沌としてるなー」

それを見たスモアとアリアはそう呑気にいたが

「がぁ!!!!」

「「やっべ!」」

無差別攻撃に巻き込まれかける

ビュン!

2人は即座に距離を取るのであった

「てめぇら!!クソ!魔力量50億の13歳とかバグだろ!」

フレイヤの女王としての、女性としての風貌は完全に解け素の姿が出る

「がぁ!!!」

暴走フレンはフレイヤに襲い掛かった

ドカン!!!!

「がぁ?」

そして爆散四散した

「「、、、え?」」

2人は固まる

「いや、スモアは知ってるでしょ。私の固有魔法、公には超感知って言ってるけど本当は魔力支配だって。そんな私の魔力を取り込んだら普通に内部から爆発させれるでしょ?」

フレイヤはあっさりとそう言う

「あ、、、確かに」

スモアは忘れてたと言った様子だ

「ちょっと?!」

「いや、、、そもそも魔力支配を子供との模擬戦でガチで使って来るなんて思ってなかったから!」

「だぁー!!!」




「、、、」

(私が焦っていたのはこの後の処理がめんどくさかったからで別に脅威でも何でもないんだよ、、、まー、1分もすれば復活しちゃうだろうから残りの2人もさっさと倒しちゃいましょ)

「にしても爆発ってやっぱりいいわね」

フレイヤは爆発が好きなのである

「黒より黒く闇より暗き漆黒に我が深紅の混淆を望みたもう。覚醒のとき来たれり。無謬の境界に落ちし理。無行の歪みとなりて現出せよ!踊れ踊れ踊れ、我が力の奔流に望むは崩壊なり。並ぶ者なき崩壊なり。万象等しく灰塵に帰し、深淵より来たれ!これが人類最大の威力の攻撃手段、これこそが究極の攻撃魔法エクス」

そしてどこかで聞いたことがあるような詠唱を唱え放とうとするのであった



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