生きているだけで脅威になる元貴族長男 ～闇魔法最強～

フレンVSフレンパーティー ７

ザシュ！

カエデの斬撃は固有魔法と技術によって魔力装甲を抜けフレイヤに深い一撃を当てた

「は？」

しかしそれはカエデの想像していなかった事態であった

「背を付くのが嫌だからって防御捨てて刀を杖にするとか反則だろ」

なにせフレイヤが完全に防御を捨てて醜く背を付かなかったからだ

「醜かろうが知ったこったねぇんだよ！」

「っ！」

（フレイヤさんの本来の口調はとんでもなくガラ悪いとお母様から聞いていたけど、、、なんかチンピラみたいね）

カエデはそう感じるが

「死ね！」

「なっ！」

ドカン！！

実力はチンピラを軽々ときんぴらにするほどの強さだ

カエデは至近距離で魔法砲を食らいそのまま地面に落ちた

「危なかった、、、っ！」

ビュン

ドン！

アリアの斬撃をフレイヤは間一髪外した

だが

「「はぁ！」」

続いてスモアとフレンが襲い掛かって来た

ガキン　ガキン　ガキン

それをフレイヤは防ぐ

「はぁ！」

シュ

そこにアリアが襲い掛かる

意識を失ったカエデ以外の３人が連携してフレイヤの体勢を崩していく

「ヤマタノオロチ！」

しかしフレイヤは冷静に対処する

「全員躱せ！」

ビュン　ビュン　ビュン

魔力の大蛇によって連撃は止められフレイヤは体勢を戻した

「時間停止が出来なくなってしていてよかったな」

（あれが残ってたら流石にやばかった）

そしてフレイヤは

「母之嚇怒！」

地に満ちる魔力の大海そのものを操り３人を攻撃しようとする

だが

「っ！待てよ！？」

フレイヤは自身の致命的なミスに気が付く

（フレンは私の娘だぞ、、、だったら）

フレンは

「これを待ってた！！」

爆発寸前の魔力を

「うぉー！！！」

自身に取り込み始めた

「クソ！！」

フレイヤはそれを、、、それだけは止めるとフレンに襲い掛かる

しかし

「「はぁ！」」

それをアリアとスモアが止める

「なるほど、、、相手の魔力を利用するってことか。流石はフレイヤの娘だね」

ハジメは感心した様子でそう呟く

（本来はあの量の魔力取り込んだら基本的に器が耐えきれずに爆散するけど、、、フレンなら昔のフレイヤ同じで固有魔法で抑え込める）

「そして通常時の大海ならフレイヤの完璧な制御下にあるけどあのレベルの攻撃をする場合はその限りじゃない。ただ、、、暴走するだろうな。アレ」

（フレイヤが暴走した結果がユグドラシルだからなー、、、もう一本神樹というの名の産業廃棄物ができかねないかもなー）

「まっ！知ったこっちゃねぇけど」

そう言いながらハジメはお菓子を食べながら漫画を読むのであった