フレンVSフレンパーティー 3

「はっ!」

ガキン キン ガキン

カエデは飛んでくる剣を全て刀で弾きながらひたすら動く

(1本1本が名刀と呼べるレベルだ!それをこんな数こんな速度こんな緻密に、、、これがお母様の師匠)

「問題はこの後だ、、、あれは最終的に全部爆発する。フレイヤさんの魔力量は500万。即死は無いにしても致命傷は逃れられない」

(アリアの時間停止の防御も長時間は無理だ、、、どうする)





「はぁ!!」

ガキン ガキン ガキン

フレンは飛んでくる剣を全て魔法で弾きながらひたすらフレイヤの動向を見ていた

(カエデちゃんの言葉とこの気配、、、確実に1本1本が特大の爆弾)

「防ぐ手段を考えないと」

(私の魔力で結界を張れば防げはする。でも相当量の魔力を使うから一気に不利になる、、、母さんもそれを狙ってるはず)

「アリアちゃんは自力で防げる。私も自分だけなら行ける、、、残り2人はアリアちゃんに回復してもらうか」

(でもそんな抜け穴考えてないわけないよな)




キン キン キン

「子供相手にこれ使うってほんとにもう」

スモアは軽く飛んでくる剣をあしらいながら

(フレイヤの狙いはフレンに全員を守る結界を張らせること。誰かを見捨てて後でアリアちゃんに回復してもらうということは出来ない。フレイヤの固有魔法をアリアちゃんが突破するには少し時間が掛かる。そんな隙見せる訳がない)

「いや、、、そういえばアリアちゃんならが出来るのか、、、そっち目的か?」

(でも、、、あれ使ったら流石にもう勝ち目無いだろ、、、流石にそれは)

スモアはまさかなといった様子でフレイヤを見るのであった



ガキン ガキン カキン

「っ!」

カエデは飛んでくる剣を全て刀で弾きながら

「タイミングを合わせろ」

タイミングを見計らっていた

(カエデちゃんが言うとおりに爆発するならあれを使えば)

この問題へのある対抗策を持っていたからだ

ガキン カキン ガキン

(にしても未来視楽だなー。低燃費高効果)

アリアは時間支配で未来を見て攻撃を予測しているので剣の対処はかなり楽であり安定している

(未来視があれば全ての行動に後出しじゃんけんできる、、、ただ)

アリアは思い出す

{未来視を信じすぎるな}

(フェルトさんのあの言葉、、、油断はできない)

そう考えていたまさにその時

「っ!見えた」

アリアは数瞬先の未来を見た

「よし」

そしてフレイヤにバレないように静かに構える



「さて、そろそろ全員離れたわね」

(一応連携技とか怖いししっかりとね)

フレイヤは詰将棋の様に緻密に盤面を動かし今

「百花繚乱剣舞咲」

剣の花が開く


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る