アリアの1日 4

「さて、寝ようかな」

風呂から出てフレンの部屋に戻ったアリアは布団に入ろうとする

しかし

「アリアちゃん!また肌の手入れせずに寝る気!」

フレンが右手に化粧水を持ったうえで突撃してきた

「だぁー!!!めんどくさい!!!」

ビュン!

アリアは全速力で逃げる

「逃がすか!エア・キャッチ!!」

それをフレンは捕らえようとするが

「2週間前の私とは違う!」

アリアはそれを軽くかわす

「っー!」

そんな感じで2人が暴れていると

「ガキ2人!早く寝ろ!」

スモアが桃色の目を輝かせながら部屋にはいって来た

「「あっ」」

その瞬間2人は腰が抜けてその場に倒れた

「あー、、、なるほど。またアリアが化粧品から逃げたのね」

そして状況を理解しフレンの持っていた化粧水を取ると

「ぬりぬりぬり」

アリアの肌に塗りたくった

「よし!寝なさい!」

そうしてアリアとフレンはベッドに放り投げられ布団につっこまれるのであった

なおその数瞬の間にフレンの服は脱がされ近くに綺麗に折りたたまれて置かれた





「あー、、、暖かい」

全裸のフレンは全身でアリアを抱き締めるとそう呟く

「何だろう、、、なんかとんでもない危機を感じる」

「大丈夫だよ。ちょっとつまみ食いするだけだから」

「離して!!」

「ダーメ❤」

「ぎゃあぁぁ!!!」

2人は仲良くお布団で添い寝するのであった








「ってな感じだよ」

「2人とも仲良くしてるのね。良かったわ」

スモアの報告を聞いてフレイヤは嬉しそうだ

「まともな友達ができて私も安心だな」

スモアも嬉しそうだ

「まともって、、、スモアもまともな友達よ」

フレイヤはそう言うが

「私の立場と罪を知ってそれをいうの?」

スモアは苦笑いしてそう言う

「はー、」

そしてその返答にフレイヤはため息をつくのであった

「そういえば結局ハジメの言う通りになったわね」

ふとフレイヤがそう呟く

「何が?」

「子供の養育方法。私達は柵の中で試練を与えて育てた。ハジメは本当にヤバくなった時だけ助けて後は放置」

「あー、、、確かにね。結果私はエテルの結果を見て少し放置にウェイトを傾けたけどそこからフレンは伸びたからね」

「、、、数年前の急激な伸びは成長期じゃ無くてそれか。本当にもう」

フレイヤは頭を抱える

「でも、、、ハジメはエテルの血を否定せずに本当にまずいところだけ教育した。教育で全てを曲げられるなんて思ってた私は確実に失敗してたなー」

「、、、ハジメとベルフェ戦ったらどっちが勝つんだろ?」

突然フレイヤはそう言った

「ベルフェでしょ」

「、、、嫌な世界ね。本当に」

「だね」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る