転生者
「そ、そうなんですね」
「へ、へー」
((なんか地雷踏んだ?))
「そ、そういえばさっき転生者っていう話がありましたけど転生者ってなんですか?」
アリアが話を変えるようにそう聞くと
「この世界をAとした時Bというこことは文化も言語も何もかも違う世界、異世界が存在するのよ」
スモアは答え始めた
「「異世界?!」」
2人は驚く
「転生者っていうのはその異世界から来た人のことを言うのよ」
「なるほど」
「珍しいんですか?」
「私が知る上では2人しかいないわ。両方とももう死んでるけど」
「「あー、」」
「どちらも今のエーテル王国の領域で生まれたらしいわ」
「なんかあるんですか?」
アリアがそう聞くと
「異世界との繋がりが強いらしいわ」
スモアはそう答えた
「なるほど、、、それで」
「転生者の面白いところはこの世界の理に一切干渉されないところなのよ」
「「、、、それがなんなんですか?」」
2人は首を傾げる
「1番わかりやすいのがセラフの予言よ。セラフの予言はその代の教皇に発現する2つの権能の内の1つなのだけどこの予言は世界の理、、、運命を見るもので絶対に当たる。例外は無い、、、だけど転生者は理に干渉されないからその予言を唯一破壊できるのよ」
「それはすごいですね」
スモアの説明にアリアはそう返す
「待って?!それってアーデン魔国に転生者がいた場合全てがひっくり返るんじゃ!」
そしてフレンは転生者のヤバさに気がつく
「そうよ。そして魔国には転生者の遺産がある。だから正直言って予言ってあまり鵜呑みにすると詰むのよね」
「「なっ!」」
「転生者が作り出したペンダントと刀、、、その二つがある魔国はまー、予言なんて恐れてないでしょうね」
スモアはそうおかしそうに言った
「あ!ちなみに今の話歴代の教祖とフレイヤとフレデリカと魔国の上層部以外知らない超極秘事項だから気をつけてね」
「「はぁ?!」」
「ちなみに2人とも同じ転生者の血を引いてるけど子には遺伝しないみたいだから気にしなくていいわよ。
後転生者はセラフが確実に全戦力を使っても殺しに行くし魔国と捕えようとするから見つけたら気をつけなさい」
そう言ってスモアはお風呂から出て行った
「、、、マジ?」
「あの言い方はマジだね」
「「いきなりすぎるよー!!」」
二人はそう叫ぶのであった
「転生者かー、、、生存者と冒険者、、、その2人の影響が2000年経っても全く消えないなんて怖いわね」
着替えながらスモアはそう答えた
(そういえばハジメって、、、いや、それは関係ないか。実際姉の方は発現したんだから)
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