アリアの1日 3

「お風呂!!!」

ぴょん!!

アリアは風呂に飛び込もうとする

「「まず体を洗え!」」

しかしフレンとスモアがその行動にブちぎれてアクロバティックな動きでそれを止める

ゴチン

「痛ったー!!」

アリアはいきなり止められたため地面に激突した

「スモアちゃん。下半身お願い。私は上やるから」

「了解」

ズルズルズル

そんなことを一切気にせずアリアは2人に引きずられて行き

ゴシゴシ

全身を洗われていく

「アリアちゃんの殻だって本当に綺麗よね」

「髪もサラサラだし、、、女として羨ましい」

「く、くすぐったい」

アリアが艶かしい声を上げると

「っ!」

フレンの手が下の方に向かう

ボキッ

「ぎゃー!」

「変なことしない」

しかしスモアによって手がへし折られた

「よし!洗い終わった。もう湯舟は行っていいわよ!」

「わぁーい!」

「ただし飛び込むのは辞めなさい」

「はーい」

こうして3人は湯船につかるのであった




「そういえば湯船につかるっていうこの文化って誰が作ったんだろ?」

ふとアリアはそう呟く

「そういえば誰なんだろ」

フレンもそう呟く

「怠惰の大罪司教であるベルフェよ」

するとスモアがそう答えた

「「え?!」」

「正確には転生者っていう特殊な人族の少年にお風呂というものを話されてそれを再現したのよ」

「へー!!」

アリアは歴史話を面白そうに聞き

「ベルフェって確か最初の大罪司教が色欲のアスモ、、、カタリナなんだっけ、色欲のカタリナならアリスの最初の配下がベルフェなんですよね?」

フレンはそう呟く

「ええ。そして最強の大罪司教でもあるわ。フレデリカなんかよりも絶対強い!直接対決したことないから証明できてないけど!」

スモアはいわゆる厄介ファンみたいなことを言っている

「モノ作りが得意で優しくてかっこよくて、でも可愛くてそれで料理が上手で、、、そしてやっぱりとっても優しくて」

「「、、、」」

スモアの言葉に2人は絶句した

「、、、やばい女しかいないの私の知り合い」

「、、、ごめん。否定できない」

「でも、怠惰の大罪司教って存在だけは知られてますけど実際に動いたって話聞いたことないなー」

ふとフレンがそう言うと

「いや、、、ちょうど私の故郷の本当に隣村みたいなところで児童売春していた魔教司教がいてそれがベルフェだっていう噂を聞いたことがある」

アリアがそう言った

そして

「半分事実、半分本当よ」

スモアはそう言った

「え?」

「ベルフェのところで児童が性的搾取されていたのは本当。ただし売春は違う、、、それが真相よ」

スモアは顔を強くしかめてそう言った

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