アリアの特訓 

「ということで今日からお願いします」

ユグドラシルの運動場を訪れたアリアはフェルトにそう言って頭を下げる

「こちらこそよろしく。ひとまず三週間で仕込むからその気でいてね」

「はい!それで、、、具体的には何を?」

アリアがそう聞くと

「僕が教えれるのは剣術と光魔法の使い方よ。だからその二つを教えるわ」

フェルトはそう返した

「お願いします」

「ということでまずは一回戦ってみようか」

フェルトはレイピアを抜いた

「はい!」

そしてアリアも剣を抜いた

「まずはそっちから来て」

「はい」

(魔力量は、、、300万?!)

「強ー」

そう言いながらアリアはフェルトに切り掛かる

「はっ!」

キン キン キン

「うん、筋はやっぱりすごくいい、、、ただ、やっぱり王道って感じだね」

フェルトはアリアの斬撃を軽々いなしていく

「なるほど、、、だったら」

(時間停止)

アリアは世界の時を止め

「腕でも斬り落としちゃうか」

そう言うとアリアはフェルトの右腕に剣を振り下ろし刃が腕に当たる寸前で

(解除)

時間停止を解除した

シュ

「え?」

「分かりやすすぎるね。0距離だとしても明確なダメージを負う部分までは0じゃない、、、そこに到達する前に躱せば問題無いよ」

「言ってることが人間じゃない、、、」

アリアは顔を引きつらせてそう言う

「そもそも人間と戦ってるという考えを改めた方が良いかもね、、、」

「、、、」

(一先ず私の斬撃じゃどうあがいてもまともな攻撃にはならない、、、光魔法だったらある岩だけどまだまともに扱えない)

アリアは考える

そして

「っ!光槍」

剣を光の速度で射出した

しかも

(時間加速付き!光の速度を超えた一撃なら!)

光という絶対的な速さを超える速さの一撃

そんな一撃は

「え?」

アリア自身が剣に勢いよく引き込まれた

(なにが?!)

そうアリアが困惑していると

グイッ!

「わぁ!」

アリアは別の力に引っ張られた

そして

ドカン!!!

壁に大穴が開いていた

「いきなりアレを使って来るとは思わなかったわね、、、」

どうやらフェルトが途中でアリアを引っ張っていたようだ

「な、何が?」

そうアリアが困惑していると

「物体は早ければ早いほど引力を発生させるのよ。光とかの軽い物ならまだしも剣なんて重いものでそんな速度出せば引っ張られるよ」

フェルトが今の減少のネタバラシをした

「、、、光魔法って恐ろしいんですね」

「ええ。だからこそ扱えるなら強いわよ、、、これは剣術とかそう言うの飛び越えて実勢形式で叩き込んだ方が速そうだね」

そう言うとフェルトは少し考えるのであった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る