スモアの母親
「、、、カエデちゃん。その取引受けましょう。今日の夕飯の時に私とフレデリカとカエデちゃんの3人でゆっくりと話しましょう」
「はい!」
「それで、、、アリアちゃんはどうするの?フレンの求める対価を探し出す?それとも諦めて弔う?」
フレイヤがそう聞くと
「探し出します!」
アリアはそう返した
「そう。なら今日から当分フレンの側にいていいわよ。部屋も同じにするから」
「え?!」
「そのほうがやりやすいでしょ?」
「え?そうですけど、、、会ってすぐの私を王女様と一緒にするなんて」
アリアがそう言うと
「アリアちゃんがそんなことするとは思えないし、、、フレンには頼もしい友人が居るからね。入ってきて!」
フレイヤがそう扉の方に言うと
ガチャ
「外から聞いていましたがカエデさんはもちろん、アリアさんも素晴らしい方ですね」
桃髪桃眼の少女が入って来た
「私の名前はスモア・スーデウ。フレンの側近兼友人です」
「、、、カタリナさん?」
「「っ?!!!!」」
アリアの呟きにフレイヤとスモアは絶句した
「な、、、なんで、、、その名前を」
フレイヤが声を震わせてそう聞くと
「え?なんでだろ、、、なんか記憶に残っていて。その、、、おかしな話ですけどカタリナさんって誰ですか?」
アリアはそう返した
「、、、」
スモアはどうしたものかと口が開けず
「、、、スモアの母親の名前よ」
フレイヤは少し考えてそう答えた
「、、、触れちゃダメでした?」
「二度と口に出さなければ許すわ」
「はい」
アリアがそう言うと
「、、、嫉妬の大罪司教の本名がカタリナ?」
カエデがそう呟いた
「は?」
「あ、いえ、エテルが言ってたんだ。この国にエテルだけが入らなかったのは大罪司教以外知らない理由を知ってないと無理だと、、、それで」
カエデがそう説明すると
「、、、師匠。流石にこれは説明していただかなければ納得が行きません」
フレデリカがそう追随してきた
「、、、嫉妬の大罪司教の本名じゃないわ。色欲の大罪司教の本名がカタリナなの、、、そして色欲の大罪司教がスモアの母親なのよ」
そしてフレイヤはそう答えた
「「っ!!」」
「私は悪魔教団教祖アリスと一つ取引をした。スモアをこの国で育てている間、この国に一切手を出さないこと、そして1人王司教を借りれることという内容でね」
「、、、マジですか?」
「マジよ、、、フレデリカ。セラフからの賠償金は要らないからこの事ソフィアさん以外には黙っておいてちょうだい」
フレイヤはバツが悪そうにそう言う
「ソフィアには言っていいの?」
「最低限そこにはね」
「了解」
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