終幕そして始まり
「というでアリアちゃんが当分の間遊び相手になったくれるから存分に楽しみなさい!」
スモアがそう言うと
「わぁー!アリアさんのお話を聞けるだけじゃ無くて少し間一緒に遊べるなんて!」
フレンは目を輝かせた
「あのスモアさん?」
しかしアリアは顔を引き攣らせていた
「何かしら?」
「なんでこんな素肌見せる服装なんですか?!」
アリアはめちゃくちゃ露出度の高いメイド服を着させられていた
「私の趣味!」
「色欲大罪司教の娘は伊達じゃないのかー」
(私襲われたりしないよね?)
アリアは内心そんなことを考えるのであった
※なおアリアの想像する襲うはキスとかその辺です
「別に変なことはしないから。それじゃー、ひとまず晩御飯にしましょ!」
そんなこんなでひとまず3人は夕飯を食べることにした
厨房
「さて!アリアちゃんを歓迎するためにも今日は頑張らないと!」
そう言うとフレンは腕枕をした
「待って待って待って?え?!王女様自ら料理するの?」
それにアリアが待ったをかけた
「うん!」
「こういうのってスモアさんがやるものじゃないの?」
アリアがそう言うと
「王女様じゃなくてアリアでいいよ。スモアの料理を食べるくらいならそこらへんの土食べたほうがマジだよ」
フレンはそう返した
「え゛?」
「スモアは家事能力が終わってる。掃除洗濯をやれば全ての衣服が使い物にならなくなるし、料理をすればレシピ通りにやってもゲテモノになる」
「そんなに酷いの?」
「うん!」
フレンは断言した
「ちなみにこのこと本人に言わないでね。ものすごく病むから」
「あ、はーい」
「ということで、、、適当に五品ぐらい作るか」
「手伝うよ!」
そうしてフレンとアリアは料理を作ることにするのであった
ドカン!!!
「、、、家事能力スモア以下の人間始めて見た」
全身に小麦粉を被ったフレンはそう呟いた
「そうだった!!私家事能力0なんだった!!」
そう!アリアは孤児院を爆破させた経験がある
「、、、そこで座って待っててね?」
「あ、掃除はするよ」
「そこで座って待っててね」
「はい!!」
(怖っ!!)
そんなこんなでアリアのエモクロア生活は幕を開けるのであった
「はー、、、カタリナの娘か」
スモアはフレンの部屋のベッドに寝そべりながらそう呟いた
「カタリナの娘、、、父親はハジメか?ははははは!!」
その隣で銀髪の吸血鬼が爆笑していた
「うるさいわね!フェルトこそいい相手見つけたら?」
「僕はアリス様への忠誠と結婚してるからね」
「そこでアリス様と結婚してるって言わない辺り私と違ってまともね」
スモアはフェルトから顔を背ける
「おいおい、、、いじけるなよ」
「うるさい」
「、、、」
(恨むぜハジメ)
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