厄災会合
「それで2人とももう動けるようにかしら?」
フレデリカがそう問う
「戦うのは厳しいけど」
「動けます!」
そして2人がそう返答すると
「なら着いてきてちょうだい」
フレデリカは2人にそう言うのであった
「はー、どんだけ登らされるんだよ」
「登山?」
神樹を登ったカエデとアリアはそう呟く
「この程度で根を上げちゃダメよ」
フレデリカはそう言うが
(多分ここ標高1000mはあるぞ)
(魔法床とか作りなさいよ!)
そんな高い場所まで徒歩で登った2人は息が切れていた
「豪華な門だな」
そして2人は女王の間の前に辿り着いた
(流石に緊張するな)
(女王様に会ってなんて)
フレデリカが連れてきたのは女王フレイヤの玉座の間であった
「緊張してるの?大丈夫よ」
緊張している2人にフレデリカはそう声を掛ける
「「そんなこと言われても」」
「アリアちゃんはともかくカエデちゃんは皇帝とお友達だったんだから大丈夫でしょ?」
「レベルが違い過ぎるんです!!」
そんな感じで扉の前で話していると
「、、、何をしてるの?」
「「ギャー!!!」」
突然背後から声を掛けられて2人は絶叫する
「っ!驚かせてしまいましたね。失礼しました」
「「い、いえ」」
声の主の方向を見るとそこには薄緑の美しいショートヘアの美少女が居た
「貴方達、、、フレデリカおば様が連れてきたということは勇者の刻印を待ちし方々ですね」
少女はどこか気品のある喋り方で2人にそう問う
「えっと」
(あれ?どこかで)
「、、、」
(フレデリカさんの呼び方とこの気品、、、なるほど)
カエデは少し考えると
「申し遅れました。私は悪魔教団色欲大罪司教様の副官を務めていますエクレアと申します。王女様」
名家の高貴さを出してそう言う
(王女様に少しイタズラしてやろ)
カエデはまだまだ子供なのでいたずら心が働いてしまった
「はっ?!」
それにアリアが絶句する
「エレボスさんも同じことやってきましたよ」
そして王女は呆れた様子でそう言った
「あら?そうなの息子が失礼したわねフレン」
「仕返しはしたので大丈夫ですよ、、、にしても、なるほどエクレアさんから聞いてはいましたが、、、エクレアさん並みの覇気のようなものを感じます。貴方がカエデさんですね」
フレンはカエデの方を見てそう呟いた
「え?!エクレアがここに来たの」
「フレデリカおば様のお弟子さんですので何度か。ウィンディーネ様とご契約なされていたのですがまだ若いのに凄かったですね」
エテルの呟きにフレンはそう言う
「エクレアさん顔広いなー」
「ということで悪いんだけど私がヤマトに行ってる間に頼んでおいた薬お願いね。もし帰ってくるまでに出来たら特別ボーナス上げるから」
エクレアが旅の支度をしながらそう言うと
「はい!!!」
少女は笑みを浮かべてそう答えた
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