カエデ=カグラ

「んぁ?」

(ここは?)

アリアが目をうっすらと開けると

「お、母さん」

母親の顔があった

「、、、おっぱい飲む?」

「飲、、、は?」

アリアは目を覚ます 眼前には

「カエデ?」

カエデが居た

「お母さんですよー」

カエデは笑顔でそう言って来た

「ぎゃぁ!!!!」

アリアは全速力でカエデから距離を取った

「何?!」

するとフレデリカが部屋に入って来た

「、、、」

そして状況を一瞬で理解し

「カエデ?まさか{お母さんよー、おっぱい飲む~}なんて言ったりしてないでしょうね?」

ドンピシャでそう言った

「なんでわかって?!あ、、、もしかしてお母様も」

「安心しなさい。カグラはそれプラス本当に私の口に胸入れて来たから」

「、、、流石お母様」

「ヤマト行きたくないな~」

2人の会話を聞いていたアリアはそう心の底からの声を漏らすのであった




「ということでエテルはエレボスと一緒に恐らくサフラン王国へ向かったわ」

フレデリカは事の結末を話した

「エテルちゃん」

アリアはエレボスと共に行ってしまったエテルの名前を呟く

「アリア、、、エテルは元々このうなることを望んでいたんだ。私達が気にすることじゃない」

(どう反応するかな~)

そんなアリアにカエデがそう言う

「、、、そうだけど」

それにアリアがどこか煮え切らない返答を返すと

「その通りよアリアちゃん?」

フレデリカが後ろからそう声を掛けてきた

「あの子は自身で自身の道を選んだのよ。それに口出しする権利は私達には無いわ」

「、、、そうですけど」

「というか大罪契約者なんていう面倒ごとに関わらないで頂戴。迷惑よ」

まだ煮え切らないアリアにフレデリカは厳しい声色でそう言う

「っ!はい」

そしてその圧に負けアリアは

(そうだよね、、、エテルちゃんは自分であのエレボスさんについて行くことを選んだんだし、、、これ以上関わった迷惑よね)

そう考え諦めるのであった

「、、、それで?2人はこれからどうするの?」

それを見たフレデリカはカエデにそう問う

「あの2人、、、特にエレボスは魔解に慣れていないのに魔解を行ったので当分の猶予はあるはずなのでひとまずはこの街で復興の手伝い、、、それが終わればを果たします」

(精霊2人の弔いを、、、)

それにカエデはまずそう答えた

そして

「それが果たされたら、、、エテルに会いに行きます」

そう言った

「え?」

アリアは驚く

(ふふ)

その驚き用にカエデは笑う

「、、、さっきの話聞いてた?エテルちゃんの行動に口出す権利はない無いしそもそもあなた達みたいな子供に大罪契約者、、、それもサフラン王国に向かったという爆弾に関わられたら迷惑なのよ」

再びフレデリカがそう不機嫌そうにそう言うが

(まー、そうよね。本当に似てる)

内心は笑っていた

「それが?」

カエデはそう返した

「、、、」

(そっくり)

「権利が無かったら口出しちゃダメなんですか?それにそもそもエテルは私達を利用したんです。それの借りを返さないと。そして迷惑をかけるなと言いますが、、、私の母は誰だと思ってるんですか?」

「、、、カグラや私よりははるかにマシな迷惑ね」

「どんだけお母様はやらかしたんですか?」

「ふふ。貴方が自身の母親を軽蔑すること間違いなしね」

(汚職した大司教の体を汚職大剣っていって振り回してたし)

カグラの行ったことを思い出しながら

「息子を頼んだわ」

フレデリカはそう言うのであった

「ええ」

「え?え?!なんなのよもう!」

(カエデちゃん!私のこと揶揄いすぎ!)

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