グランド・リバース
「、、、この液体魔力でできてる?」
アリアは流れてきている液体が魔力でできていることに気が付く
「、、、カエデちゃん」
そして少し考えるとカエデを呼んだ
「どうした?」
「今からこの魔力の液体を媒体に全員の時間を戻して治療する」
「、、、出来るのか?」
カエデがそう聞くと
「理論上は可能、、、だけど私の精神が持たないかもしれない。だからもし私が暴走したらカエデちゃんが私の意識を刈り取って」
アリアはそう答えた
「任せなさい。痛みなく意識を奪ってやる」
そしてカエデもそう答えた
「よし、、、」
(昔アピスとセリアの魔力に同調したみたいに、、、自分が魔力を取り込むんじゃなく自分の魔力を取り込ませて全体を操る、、、純粋な水に一滴の血を流してそれを水に広げるイメージ)
「はぁ!!!」
「、、、」
(魔力量3000万、、、そんな膨大な魔力に肉体が保つなんてアリア凄いな)
カエデはアリアの肉体の強度に感心していた
(私もそろそろ一皮剥けないとまずいかもな)
「ぐぅ、、、はー、はー」
「おっと、流石に限界が近いか」
(3000万からさらに上がって行ってる、、、このままじゃさすがに危ないな)
カエデはアリアに近づくと
「お母様直伝・魔力切開」
スパン
カエデはアリアの背を切り裂いた
「「なっ?!」」
その行動に周囲の人間は驚愕する
だが
「「血が出ない?」」
アリアからは血が一切出なかった
「さて、、、私は最悪意識飛んでも問題無いんだ、、、全力で行くか」
そう言うとカエデはアリアの背の切った部分に触れ
「はぁ!」
アリアが扱いきれていない魔力を自身に吸収させた
「ぐぅ!!」
(とんでもない魔力ね、、、絶対切断に魔力そのものを分散させていなければすぐに意識が飛んでたな)
カエデは固有魔法である絶対切断を使って魔力を切り裂きながらどうにかしていた
「、、、グランド・リバース!!」
そしてアリアの全体超回復魔法が発動された
ユグドラシル近隣のとある静かな丘
「先輩、、、貴方とあの馬鹿の娘はこんなに成長しましたよ」
ロンドはそう呟いた
(勇者として覚醒してるっていうのが最悪だが、、、最悪フェルト経由で零を借りるか)
「勇者なんてなるな、、、お前の運命は破滅に向かってる」
そう言い残しロンドは
「さて国に帰るか、、、アリアが待ってる」
サフラン王国に戻るのであった
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