エテルVS

話は1分前に遡る

「私から逃げれるって化け物過ぎるでしょ!」

フレデリカはイラついていた

(エレボスを最初に逃がした時と同じ、、、いやそのとき以上の動きをしてる。自分の悪魔とエレボスの悪魔の両方を使ってるわね)

{エレボス以上に逃げれる奴と会うことになるとはな、、、}

{ああ。それに、、、}

「このまま進めば悪魔教団とぶつかる」

エテルは今フレデリカに追われているがこのまま進んで行けば悪魔教団の舞台とぶつかる

(師匠の街にどうやって入り込みやがった!!)

フレイヤの目を搔い潜り悪魔教団がユグドラシル内部に侵入していることにフレデリカは困惑を隠せない

「まぁ、いい、、、全員殺せば問題無い」

(エテルの方は殺すな馬鹿)

血気盛んなフレデリカを相棒の精霊ボルサリーノが嗜める

そんな時だった

「フレデリカ教皇直属部隊長!」

前方から女の声が聞こえた

その声の主は

「魔教司教?」

仮面を被り身の丈の倍はある大鎌を肩に背負っている魔教司教であった

「、、、私は悪魔教団大罪司教が末席、強欲の大罪司教マモだ!」

「っ!!」

(強欲の大罪司教?!新しい大罪司教だと!!)

フレデリカは驚愕した だが次にマモから放たれた言葉でさらなる驚愕をすることとなった

「私達は裏切り者であるベルゼを捕らえにここに来た。だが今一番やらなくてはいけないのはエテルの持っている悪魔契約がエレボスに戻ることを阻止することです!それだけはお互い絶対に避けたいはずだ、、、私の指揮下にある魔教司教の指揮権をあなたに一時的に渡す!だからエテルを捕らえるまで手を組まないか!」

「っ!!??」

「「なっ?!」」

その言葉に全員が絶句した

「マモ!!!!お前正気か?!!」

そしてエテルは思わずそう叫んだ

「魔教司教は側面を固めなさい!私と大罪司教と子供2人でそのガキを止める」

そしてなんとフレデリカはその提案を受け入れた

「了解!全員従いなさい!」

「「はっ!」」

困惑はあるがマモの命令に全員従った

「大罪司教が聖騎士に頼るっていうことに恥を感じないんですか?!!」

エテルがそう言うと

「使えるものは全て使う。私はそういう考えです。それにこれが最適解です。私達と神聖教会が敵対している表面的な理由は別に考えの違いではありません。お互いの行動です。ならば新参の幹部から話を仕掛ければ問題は無いです」

エテルの叫びにマモはそう返した

「それに、、、貴方のお仲間とも仲良くしたいですからね」

「っ!!」

「状況は理解した!アリア手札全ぶっぱで行くぞ!」

「うん!!」

エテルVSマモ&フレデリカ&カエデ・アリア&魔教司教部隊(30人)が始まる

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