各々の意思
「くそ!待て!!」
バチバチバチ
フレデリカは雷となって
エテルを追う
「行くぞアリア!」
そしてカエデもアリアの手を引き追いかけようとする
「え?えぇ?」
アリアは突然の事態に困惑しているが
「エテルを捕まえる!それだけ考えろ!!」
「っ!!うん!」
カエデの言葉によって他の思考をひとまず黙らせてエテルを追いかけることにした
「といっても私達じゃ到底追いつかない、、、アリアなんか方法ないか?時間停止で追いかけるとか」
「近づいてからなら良いけどこの距離でそれやると魔力切れする、、、そうだ!私とアリアちゃんに時間加速の魔法掛けるよ!そうすれば追いつく」
「よし!それで行くぞ」
「アクセラレーション・バフ!」
ビュン!!
こうして2人も一足遅れてエテルを追いかけるのであ
った
「「、、、この気配」」
まずユグドラシルに入って2人は
((懐かしい))
街全体に蔓延したいる気配を懐かしいと感じた
しかしその感情は真逆で
(お母さんやお母さんの気配)
アリアは安心などの好感情を
(ワァラクやレラジェのあの邪悪な気配)
カエデは嫌感情を持っていた
「魔教司教が中に大量に入り込んでる、、、悪魔司教はユグドラシルに干渉出来ないんじゃなかったのか!」
カエデが先ほどのベルゼの言葉へそう吐き捨てる
「エテルちゃん何者なの?」
そしてアリアはそう呟く
(大罪司教って悪魔教団の最高幹部だよね?それに名前を覚えられてるって何者なの?)
「エテルの正体も気になるがそれ以上にエレボスの悪魔契約を返せって、、、エレボスは今悪魔契約を持っていないってことか」
そしてカエデは
「つまり、、、今のエレボスは簡単に捕まってしまう。エテルを止めることはエレボスを潰すことにつながるってことになる」
今の現状に気が付いた
(どうする?)
カエデは考える
(恐らくエテルは私達と同じ勇者の仲間、、、それをフレデリカさんが殺すとは思えない。そして悪魔教団側もエテルを殺す雰囲気じゃない、、、だったらエレボスに契約を返させた後に捕まえるか)
そしてそう自身の方針を定めた
「全力でエテルを止めるよ!」
(アリアにはこういう腹芸出来ないでしょうからこういっておくか)
「う、うん!」
(悪いなアリア、、、でも、私に任せろ)
そしてカエデがそんな決意をみなぎらせた時だった
「マモ!!!!お前正気か?!!」
「「っ!!」」
エテルの怒声が2人の耳を揺らせた
「え?エテルちゃんどうした、、、え?」
「おいおい、、、嘘だろ」
2人は驚愕していた
「魔教司教部隊VSフレデリカVSエテルの戦いかと思ったら連合VSエテルになりやがった」
何故ならばお互い敵同士の2つが手を組んでエテルを捕らえに動いたからだ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます