結末と崩壊のプレピュード

「、、、」

「、、、」

「あれ?」

アリアは困惑する

「えっと?」

フレデリカもこれから何か起こると思っていたのに何も起こらないので首を傾げる

「、、、もしかして、いや、私に触れて何かしようとしてんだからそうよね。アリアちゃん、、、私固有魔法で一切の干渉を無効化できるのよ」

そしてフレデリカが理由に気がつきアリアにそういうと

「おら!」

ドカン!

「ぎゃ!」

アッパーキックをアリアに叩き込んだ

そしてそこままアリアは意識を失った






「あー!!干渉無効って私と相性最悪じゃない!!」

アリアはそう憤慨する

「アリアの時間支配でフレデリカさんを老けさせて勝つっていう作戦自体は絶対によかったんだけど、、、

まさかこうなるなんて」

「前を向こう。我々の反省点は、、、え?どこだ?」

カエデは自分達がどこでミスったのか分からなかった

「連携は?」

「間違いなく出来ていました」

「作戦は?」

「現に成功したな」

「個々の実力は?」

「「、、、そこですね(だな)」」

「そうね。連携と作戦は聖騎士部隊にも劣らない素晴らしいものだったわ。ただアリアちゃん頼りなのが少し気になったわね。カエデちゃんとエテルちゃんでも戦える作戦を考えるべきね」

馬車を走らせるフレデリカはそう言う

「どっちにしろ、エテルは双剣を、、、私とアリアは全ての実力を鍛えないとね」

「だねー。正直魔力切れギリギリだったから魔力もあげないと」

カエデとアリアはそういうのであった

「、、、カエデは固有魔法を、アリアは武術を鍛えた方が良いよ。どっちも格上との戦闘だとそれが無いと無理。最低でも私ぐらいにならそのうち勝てるよ」

そんな2人にエテルはそういうのであった





「ねぇ、エテルちゃん、、、ちょっとこっち来て」

日も暮れてきた頃アリアがエテルを呼んだ

「どうしたの?」

そしてエテルがアリアの方に向かうと

「あのさ」

アリアは小声でエテルに話しかける

「エテルちゃんってエレボスさんのこと探してるんだよね?それでフレデリカさんの息子がエレボスさんで、、、フレデリカさんはエレボスさんを連れ戻したがってる。エテルちゃんはどうするの?」

「、、、アリアに教える義理は無いわ」

「っ、、、」

「それに、、、知らない方が良いわよ」

そう言ってエテルは定位置の戻って行った

「エテルちゃん、、、」

「確実に何かやらかすな」

どこか悲しげなアリアの後ろからカエデがそう呟く

(どうしようかしらね、、、)

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