旅立ちと予言
「それじゃー、皆さんありがとうござましたー!!」
精霊都市を出るアリアはそうミクロ達に大きく手を振ってそう言う
「、、、ありがとうございましたー!」
そしてエテルも少し考えた後そう言った
「、、、なんだかんだいい子なのね」
それを見たフレデリカが馬の手綱を馬車の上から引き、そう呟くと
「エクレアよりもよっぽどマシですよ」
隣に座っていたカエデがそう言った
「エクレアは確かに少し不良時見てるけど別に法は犯してないしそこまでヤバいと思わないけどねー」
「、、、」
(あいつ絶対何か犯してるだろ、、、バレてないだけで)
カエデはそう考えるのであった
「そういえばカエデちゃん。ヤマトで少し話した予言の子の話覚えてる?」
ふとフレデリカがそう聞いてきた
「えぇ、、、この状況でとなると勇者関連ですか?」
「そうよ。現教皇が予言した内容は勇者の誕生と5人の仲間の存在、、、予言の内容からして勇者はエレボス。そして5人の仲間のうち1人目の極東の侍がカエデちゃん。アリアちゃんは5人目の王道の少女ね。後3人も勇者の運命力によってどこかで出会うでしょうね」
フレデリカはそう答える
「、、、案外エテルだったりして」
カエデがそう冗談を言うと
「ほぼ確でそうよ」
フレデリカははっきりとそう言った
「ぇ?」
「予言に記された残りの3人の勇者の仲間は怠惰の巫女・厄災の魔王・救国の女神、、、怠惰と巫女なんてまるっきりそうでしょ」
「エテルが、、、想像出来ません」
フレデリカの言葉にカエデはそう返した
「でしょうね、、、でも予言がそう言ってるんだし問題ないわ」
「そんな予言は絶対とかいうのヤマトではフラグというやつですよ」
カエデが少し呆れた様子でそう言うと
「大丈夫よ。本当に予言は絶対だから。歴史が証明しているのよ」
フレデリカはそう返した
「、、、頭には入れておきます」
カエデはそう返答を返した
(予言という運命なんかに私の人生を操られるなんてお断りだ)
そしてそう思うのであった
「そういえばカエデ?今何人から推薦状貰ったの?」
「、、、あ!」
推薦状、、、フレデリカがカエデに出した宿題の様なものであった
(ビリアンさんからは確実に貰えたし、メーテリアさんからも貰えたかも)
カエデは落ち込んだ
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