IN エモクロア共和国
「到着」
「1日で辿り着くなんて、、、すごい」
ヘルメス領ウェスタから1日で3人はエモクロア共和国の北東の森に辿り着いていた
「よっと」
エテルは竜形態を解いて木々生い茂る地面に降りる
「良い空気ね」
そしてそう呟くのであった
「さて、、、これからだが、この近くにアルベルという街がある。ここにエレボスがいたらしい」
カエデが今後の方針を話し始める
「私達の目的はエレボスに会うことと精霊を弔うことだ」
「、、、うん」
「ええ。ところで2人ともなんかセラフに追われてるんじゃなかったっけ?そこは大丈夫なの?」
「エテルちゃんは普通に歩いたら全世界の敵だろ?でも私達が居ればセラフ側からいきなり殺されることは無い。だから私達のこと守ってくれ」
エテルの問いにカエデはそう返した
「、、、了解。そういえば双剣するならもう一本剣を買わないと」
「買うって今持っている剣と同等の剣なんて普通に売ってるわけないだろ」
カエデがあきれた様子でそう言う
「え?この剣ってそんなにすごいものだったの?アスタロト様に頂いたものだったから生半可の者ではないだろうけど」
エテルは紫水晶色の刃を見てそう呟く
「とんでもない業物よ。特別な力とかは無いけどただただ物がいい素晴らしいものよ」
「へー!」
エテルは自身の剣を見てうれしそうに微笑む
すると
ピカピカ
「「え?」」
突然剣が煌き始めた
「な、何が」
エテルがそう言葉を漏らすと同時に
ポンッ
「双剣?!」
紫水晶色に剣と翡翠色の剣がエテルの手に握られた
「、、、堕剣・フェアリーテール、惰剣・
そしてエテルは呟いた
「え?なんでいきなり?!」
アリアがそう困惑していると
「契約してる悪魔様達の力です、、、だよ」
「そんなあっさりとヤバい武器を、、、それも両方とも前の剣よりも凄いことになってるな」
(やばすぎるな、、、お母様の刀に匹敵する業物が2本なんて)
カエデは2本の剣を見てそのヤバさに息を飲む
「、、、ひとまずこれからアリアとエテルには剣を教える。1刀流はもちろん2刀流も教えれるからな」
しかしそう言うのであった
「ひとまず町に向かうとしよう」
「そうだね!」
「そうね」
そうして3人はアルベルの街へ向かうのであった
ちなみにその頃3人が探しているエレボスは
{どうすんだよ!?メルト!}
{知らねぇよ!どんだけここの警備体制は厚いんだよ!}
連れと共にエモクロア共和国王都のユグドラシルの入管にド派手に引っ掛かり大焦りしていた
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