結構ガチのクソ野郎エクレア

「え、えー、、、えっとー」

アリアはエクレアの話を

(絶対碌なことにならない!ビリアン様と敵対したく無いってのも出来ればって感じで普通に潰しに来そうだし!)

完全に信用していなかった

「信用してくれて大丈夫よ!私は敵は徹底的に潰すけど味方や一般人には優しくするから!」

「うぅ」

「それに、、、貴方に変なことしようとしてもあの侍様がいるから下手なことは出来ないわよ」

エクレアは少し顔を歪めてそう言う

「え?カエデちゃん?」

「あの子普通に化け物よ?私みたいな知略型の人間にとって真正面から愚直にだけど策を練った上での突撃をやってくるしできるカエデちゃんは最悪の敵なのよねー」

「へー!」

「だから、、、カエデの横やりが入らないように手を打った上でアリアと話をしているのよ」

「、、、カエデちゃんに何かしたんですか」

アリアが底冷えするような声でそう言う

「何もしてないわよ。普通にすやすや最高級ベッドで寝てもらっているだけ」

それにエクレアは涼しい顔でそう返す

「なら良いですけど、、、それってろくでもない話をしているって言っているようなものですよね?」

「ええ。悪魔関連の情報話すとか、その代わりに勇者関連の力を金儲けに利用したいとか普通にろくでもないでしょ?そしてアリアちゃんみたいな田舎育ちの世間知らずの女の子を手籠めにするのにカエデみたいな世間を知っていて頭も切れるいたら邪魔でしょうがないからね、、、まー、だからこそ私はカエデのことを数人しかいない友人だと思っているのだけどね」

エクレアがそう言うと

「、、、今のでもう私は完全にエクレアさんのことを信用できなくなったんですけど」

アリアは完全に冷めた目でそう言った

「でしょうね。今回の目的は{私はこういう商品を売れます。その代わりに私はこれを求めるよ}っていう提示だから全然いいわよ。ここで腹の内を明かしておけばある程度悪い意味だけど信頼ができるでしょ?」

「、、、うわぁ」

(常人の5倍の慈悲と常人の10倍の悪意と20倍の狂気を持った女ってこういうことかー)

「、、、カエデ?」

エクレアが扉の方を向いてそう言う

「え?」

アリアもそれに釣られて扉の方を見ると

ドカン!

扉が勢いよく蹴り開けられた

「私が外に居ること分かってながら堂々とアリアにクソみたいな話をするとはずいぶんと舐められたものだな」

そして鞘から刀を抜いて握っているカエデが部屋にはいって来た

「カエデにも聞かせようと思ってたからね。それに、、、最初からいたのに止めなかったってことはアリアに聞かせても問題ないっていう判断をしたってことでしょ?」

「むしろ聞かせておきたかったし、エクレアと繋げておきたかったよ、、、勇者の仲間が働けば孤児院に居るアリアの妹弟を全力で助けるぐらいはしてもお釣りがくる儲けが出るだろ?」

アリアの問いにカエデはそう答えた

そして

「アリア、私は少しこのクソ女と話すからアリアは食堂でエテルと話していな。仲間と関わることは大事だから」

そう言うのであった

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