アリアとエクレア
「ん?ここは」
アリアは目を覚ます
「あ、起きたようね」
するとエクレアが声を掛けてきた
「エクレアさん?」
「ええ。まさかエテル相手にあそこまで戦えるなんて、、、流石勇者の仲間ね」
「あそこまでコテンパンにされてるのにそう言われても」
アリアは恥ずかしそうにそう言う
「エテルは完全に世界が違うんだから恥ずかしがることは無いわよ。それにしてもまさかレラジェと戦った時になんか傷ついてておかしいと思ったらあなた達が削ってくれていたのね」
「え?レラジェと戦った?」
いきなりの発言にアリアは驚愕する
「ふふ。悪魔契約と精霊契約って同時に行えないって知ってる?」
「え?ああ、、、知りませんでしたけど理解は出来ますよ」
エクレアの問いにアリアはそう返した
「打ち消しあっちゃうんだって。ただ、、、それの解決方法があるのよ」
「それってつまり、、、精霊の力と悪魔の力を同時に扱えるようになるということですか?」
「正解、、、それでその方法が契約した悪魔か精霊のどちらかを倒してしまうこと。そうすれば倒した方の力は自由に扱えるの」
エクレアはそう答える
「す、すごい、、、でも、なんでその話を私に?」
アリアが不思議そうに聞くと
「エクレアちゃんとは仲良くしたいからね。悪魔関連だったら私に聞きなさい。少し時間を貰えれば最低でも2回どんな問いにも答えれるわ。その対価に勇者様関連でいろんな物を貰おうかなって!私商人だからこういう儲け話は逃さないよ」
エクレアは面白そうに笑いながらそう言った
「な、、、なるほど」
(絶対この人ヤバい!!)
アリアはエクレアが絶対ヤバい人だと早々に察した
「わ、私なんかがお金稼ぐ要因になるとは、、、思えないんですけど」
(関わりたくない!)
アリアは全力でエクレアとの関係を作らないようする
しかし
「そもそも勇者の仲間って言うだけで色々と荒せるわよ!」
エクレアは逃がさない
「それに、、、バランのビリアンさんの知り合いとなるとそれだけでとんでもないことになるわよ」
「え?ビリアン様と知り合いなんですか?」
アリアがいきなりの名前にそう問うと
「現状、セラフ教皇のソフィアさん、エモクロアの女王であるレヴィさん、そしてビリアンさんの3人は私が敵対を全力で避ける相手よ、、、あの人を私の商会に取り込めたら今みたいにサフラン王国の貿易路を隠さずに表立ってできる上にエーテル王国でも大きな儲けが出る、、、アリアちゃんどうにかビリアンさん説得してくれないー。1つだけなんでも叶えてあげるから」
エクレアはそう目を輝かせてそう言った
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