カエデVS侯爵司教

「こ、侯爵司教?!」

カエデは唖然とする

(ワァラクよりマシだとしても侯爵司教なんて、、、侯爵司教はSランク冒険者でやっとのレベルよ?!)

Sランク冒険者はもはや冒険者という世界のトップ層だ カエデはその頂に片手を伸ばしているがまだ到達はしていない

そして侯爵司教という存在は世界が違った

「アリアちゃんはA+冒険者だったわよね?」

「え?ええ」

「総裁司教はB+ランク、騎士司教はAランク伯爵司教はA+ランクの冒険者と同等と言われている、、、だけどこれには一つ誤りがある。その指標は司教側が魔解を使えない場合の話よ。魔解を使える司教となれば話は変わるわ」

「え?」

「そして侯爵司教ともなれば全員魔解できるわよ?」

レラジェはそう告げた

「う、嘘だろ、、、」

「本当よ、、、後」

パチン

レラジェが指を鳴らすと

グサッ

「がぁ!」

二人の問答に隠れてカリンを救おうとしていたアリアの足が矢に貫かれていた

「私にあなたを傷つけさせないで」

そしてレラジェはそうアリアに言うと懐から鞭を取り出し

「遺言は何かあるかしら?」

そうカエデに問いかけた

「、、、そっくりそのままお返ししますよ」

そう返してカエデは刀を抜いた

そして

「百射百死」

100本の矢がカエデ目掛けて飛んできた

「はっ!」

キン キン キン

それをカエデは切り落としていく

「やるわね、、、だったら」

バチンッ

孤児院ウェスタ守護毒アビス

鞭を振り回しそこからピンクの煙を勢いよくカエデに放って来た

「っ!サンモンジ流・門割!!」

それをカエデは眼前で切り裂く

「随分と凄い力技ね、、、でも」

ビュン

「隙だらけよ」

レラジェは刀を振るった一瞬の隙を突いてカエデを切り裂こうとウする

ガキン

「っ!」

それをカエデはそれをどうにか防ぐ

(まずい!!)

しかしカエデの顔が青く染まる

「方がが振れない上にここまで近づかれたら防御も回避もできませんね?孤児院ウェスタ守護毒アビス

ピンクの煙がカエデを襲う

「があぁぁ!!」

そして煙が晴れるとそこには

「レラジェ様の権能、壊死毒、、、いかなる傷も壊死させて回復できなくさせる必殺の一撃。普通なら即死なのですが、、、」

「がぁ、、、クソ、、、」

「生きているどころか意識すら保っているとは、、、想像以上ですね」

レラジェは驚愕した様子でそう言う

「でも、、、これで終わりですよ」

レラジェの手に握られた鞭がすべてを貫く槍の様に形を変える

「アリア、、、目でも瞑っておきなさい。」

そして未だ脚から血が流れているアリアを見てそう言う アリアの傷口も壊死しておりまた正確に神経を貫かれたため動けないだろう

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