第三回 登場人物紹介  エレボス編-完全版

エモクロア編

 ベルとの本契約を結んだ矢先に離れることとなったエレボスはハジメの手引きと知恵で悪魔教団が手を出すことを渋っているエモクロア共和国にてエテルとの合流を目指すこととなった。そこでエレボスは久しぶりに自分だけの力で生きることとなり自身の成長を実感することができた。

 森を数日歩いたエレボスはアルベルという街に辿り着いた。そして情報を得るためにギルドを訪れたところ想像以上に自分の立場が重くなっており町の聖騎士や冒険者によって捕縛された。囚われたエレボスは魔法が一切使えない牢屋に幽閉された上に監視の目がしっかりある脱獄が厳しい状況に陥ったがハジメに頼り易々と脱獄する。なお1日出るのが遅かったらフレデリカにそのまま捕まって人生が終わるルートに入る

 脱獄したエレボスはアルベルの隣町まで逃げそこの酒場で情報収集を行うことにした。しかし酒場の客はセラフとエモクロアの両方を敵に回すことを恐れて金を積んでも口を開かなかった。そのことにエレボスが困っているとサフラン王国経済大臣のバビロン・ロンドが偶々酒場におり、将来的なことを見通して金貨20枚の情報を銀貨数十枚で渡した。そしてその情報にあった女王直属の女吸血鬼に追われる槍を持った男を探しながらエモクロアの首都ユグドラシルに向かうこととした。

 そしてその道中でユグドラシルに入るための通行所を得るために精霊都市・ハイドを訪れたエレボスはそこで吸血鬼に追われる金髪の槍を持った男、、、暴食の大罪司教ベルゼと遭遇した。そしてベルゼの口から吸血鬼が王司教ベリアルであることが伝えられた。どうやらベルゼは悪魔教団を裏切りベリアルに追われているそうだ、そしてエレボスがエテルと合流するまでベルゼが守り代わりにエレボスがはベルゼのサポートをするという契約を持ち掛けてきた。正直武力があまりにも足りなかったエレボスとしては大罪司教の力が欲しくその契約を受け入れた。

 契約をしたエレボスは当初の目的通りユグドラシルへの通行許可証を密造するためにギルドに忍び込んだ。そして密造を完了したエレボスは小細工のためにわざとギルドに正面から入って許可証をくれと言ってこの街で許可証を得ないといけないという意識を植え付けようとした。しかしそんなエレボスの背後からなんと驚きフレデリカママが現れた。フレデリカ相手に出入口を封鎖されるといあまりにも絶望的な状況に、、、魔国で大罪司教とアリスに囲まれたとき以上の絶望感(あの時はハジメがいたのでそもそも絶望はしてなかったけど)を感じることとなった。しかしそんなフレデリカのさらに後ろから現れたメルトの奇襲によってフレデリカは腹に風穴が開けられその隙にメルトはエレボスを蟲で捕まえてそのまま逃げた。なおエレボスは母親を殺されたのかと思いブチぎれた。

 ついにユグドラシルに辿り着いたエレボスとメルトは入街した時点であまりにも厳しい入街管理に速攻で正体がバレそうになりもうバレること覚悟で動こうとした。しかしその寸前で桃髪でどこか蛇のような目が特徴的なかわいらしい女の子によって助けられた。その少女こそエレボスの姉エリンの親友であるスモアであった。

 その裏でアルベルの町にカエデ・エテル・謎の白髪白眼の少女の3人が辿り着いていた

 アスモの家はユグドラシルの神樹の内部であった。樹の中に住めるのは女王の家系かそれに直接の仕える人間たちだけである。つまりスモアは女王側の人間であるということである。つまりつまりエレボス達は敵の胃の中に飛び込んでしまったことであった。アスモが飲み物などを取りに行っている間にメルトは自身のあまりにもつらい過去を話した。その過去はベル曰く大罪司教の中で最悪の過去であると言われるほどの者であった。

 その後エレボスは女王フレイヤ・ヱンディーとの会合を果たすため神樹の最上階に向かうのだったが突如後ろから話しかけてきた薄緑の美しいショートヘアの気品ある美少女に対して「申し遅れました。私は悪魔教団嫉妬大罪司教レヴィ様の副官を務めていますエリンと申します。王女様」という冗談を言った結果、半殺しどころか瀕死状態にされた。

 目が覚めたエレボスはフレイヤによって拘束されての会談を行いそこでフレデリカを知る者同士の会話を楽しんだ。そして収監された。隷属の呪印という自分より力の弱い人間を支配する魔法でね禁忌呪文によって逃げれなくされ、さらにベルゼも逃げるという絶望的状況に追い込まれた。

 その後王女フレンと模擬戦を行い圧倒的な力の前に敗北の気配が強くなったが黒牙との融合とベルフェの技の亜種とハジメしか使えない幻想殺しの亜種を使うなどして勝利する

 そして数日後、フレイヤによって神樹の下に案内されそこで2人で会話していたところいきなりメルトが真上から天井をぶち抜いて現れた。そしてメルトによってエテルがユグドラシルに到着したことを伝えられ地上に戻った。そしてスモアに化けた色欲の大罪司教アスモによって一方的にボコボコされたうえベリアルによってボロボロにされたエテルを見せられた。そしてエレボスはある藻によってそのまま魂に干渉されてしまい危うくお陀仏になるところだったが幼少期にマカロンにもらったペンダントによってほんの少しだけ意識と体力が回復し、同時にエテルの意識も回復しその一瞬でエレボスを逃がした。

 逃がした際にその勢いで一緒に向かってきていたマモも同じ城門下に落ちてしまい、左手・右目・右耳の機能が完全停止で他の部位もそれぞれ障害が残ってたエレボスにとっては絶望的な状況だった。しかし外道過ぎる方法を使い謎の魔法を当てて意識をを刈り取った。同時にエテルとフレデリカがエレボスに向かってきていた。そしてエレボスの妨害によってエテルが数瞬速くエレボスの下に辿り着き遂にエレボスとベルの契約が復元した。

 ベルとの契約が復元したエレボスは魔解を使いエテルを助けそのまま逃げようとする。フレデリカも魔解の力で隙を作りエテルと共に横を抜けメルトを助けに向かった。そしてアスモとベリアルVSエレボスとエテルのタッグマッチが始まる、、、かと思えたが突如地面が爆発しそこからフレイヤが現れた。そしてなんと200億の魔力を発生させて5人に襲い掛かって来た。そして回避不能の超々広範囲魔法砲によってエレボスとエテルは立ち上がれないほどのダメージを負わされた。そしてアスモ多比は部が悪いと考えメルトを連れて逃げた。そしてフレデリカがその場に現れ絶対絶眼の状態に追い込まれたその時神樹上層部が突如爆発した。そしてそこはフレイヤの娘であるフレンの部屋の部分であった。そしてそこには怯えた表情のスモアが居た、しかし魔法に当たり落とされてしまった。それをキャッチしたフレイヤはスモアから謎の吸血鬼によってフレンが暴走したと伝えられた。そしてフレイヤとスモアはフレンを、フレデリカはエレボスとエテルを倒すことになった。

 怠惰系統の悪魔と契約している2人は少し休んだおかげで動けるようになるまでは回復していた。そしてフレデリカから逃げるためにある程度フレデリカにダメージを与えようと死力を尽くした。魔解している2人はどうにかフレデリカの攻撃を捌きエレボスは一太刀をフレデリカに浴びせた。しかしそれが2人の限界でありこれ以上フレデリカを押し込むことは不可能であった。しかしエレボスにとっては十分すぎる成果であった。突如ベリアルではない女吸血鬼が3人の間に降り立った。それは現例魔法で姿を変えているハジメであった。ハジメは1人でフレデリカを相手取りその間にエレボスとエテルはサフラン大国へ逃げるのであった


サフラン編

  次にエレボスが目を覚ました時はエモクロアで意識を失ってから3週間経った後であった。ベルが言うには1月は動けないと言っていたが3週間で動けるようになった。そして起きたエレボスが向かった部屋の先ではエテルが姐さんと呼ばれマルチタスクで働いているという衝撃の状態であった。

 エテルから伝えられた話からエレボスは自分達を匿っていたのがジャンヌ率いる美食の盗賊団であることを知りジャンヌがエテルの娘であることを知った。そしてジャンヌはエテルと昔あった記憶があるらしい。そのことについてハジメに問うと知る権利が無いと無いと言われた。しかし同時にエテルの家名がアマテラスであり嫉妬の大罪司教レヴィの家名がスサノオということを知らされた。ツクヨミ・アマテラス・スサノオという三大日本神の名前にエレボスはアリスが自身と同じ異世界人なのではと考えたがハジメはそれははっきりと否定した。しかしさらに困惑が強くなるのであった。さらにジャンヌは風の六大精霊とも出会った記憶があるらしい。そのことについてはハジメ曰くあの子しか知る権利はないらしい。さらにさらにワァラクの存在時期の謎まで発生しエレボスは混乱の極みに至った

 その後ジャンヌから{昔々サフラン王国という国に九尾の狐を母に持つ少女が居ました}からか?それとも{昔々バビロニアという国に白銀の神狼を父に持つ少年が居ました}のどっちの話を聞いたかを聞かれ{昔々サフラン王国という国に九尾の狐を母に持つ少女が居ました}の方だと答えるとメルから聞いた昔万死のメルト支店の話を聞かされた。そしてそれを聞いたエレボスはメルトのあまりにひどい過去を知り絶句した。

 続いてエテルが自身と別れていた間の話を聞いたエレボスはカエデやエクレア、マカロンの現状を知り驚愕と懐かしみを覚えていた。そしてアリア・サタナエルという厄ネタについて頭を悩ませるのであった。そして情報がありそうなワァラクの隠れ家に向か事にし万が一があった場合にエテルを守れる確証がないのでジャンヌに任せて一人で行くことに決めた。

 そのことを決めたエレボスはジャンヌに今のサフラン王国の状況を聞き奴隷解放令の存在を知った。そしてそれを行えば確実にサフラン王国は崩壊し結果セラフ神聖国の傀儡になるだろうということを伝えられた。そしてそのことが{カステラ王国}の二の前になるとエレボスも危うんだ。また会話の流れでエモクロアの酒場で出会ったロンドが美食の盗賊団の最高幹部であるということを知りワァラクの隠れ家に行く前に会いに行くとを決めた。

 サフラン王国の王都に辿り着いたエレボスはド派手に自身の正体をばらしてロンドを呼び出した。その後ロンドによってそのまま家に案内された。そしてそこで自身が経済大臣兼美食の盗賊団最高幹部兼公爵司教兼007古参であること、007の全てのメンバーの情報、ワァラク改めカルトが勇者であったことを教えられた。

 奴隷解放令についてロンドはエレボスに

 「エレボス君がジャンヌを助けるということはこの国の奴隷を苦しめるということだ、、、そして世界のほとんどの人の望みを潰すということだ。あえて厳しい言葉で言おう。お前にその覚悟があるのか?」

と問った。この言葉にエレボスは覚悟を問われた。そしてロンドはエレボスをサフラン王国の女王アリア・ロマノフと謁見させアリアの覚悟を見せた。アリアはジャンヌと手を取り合うというセラフを敵に回す可能性すらある行動をしてでも国を守るという覚悟を見せられアリアから頼まれたジャンヌとの謁見を目指すことにした。

 帰る前にとある一枚の絵に描かれた女性がアヤメに似ていることを気が付いた

 エーテル王国 南方のとある森の深域にてついにエレボスはワァラクの日記を見つけた。


戦闘スタイル

契約復元前

 風・炎・闇の魔法とフレデリカの基礎・ベルフェの応用によって進化した月詠流剣術での堅実な戦闘スタイル。フレン戦で披露した月詠流・菜月式・星見酒・酔や幻想消失など他者の技を模倣することもあれば愛刀・黒牙との刀剣融合を行うなど戦闘スタイルの拡大がみられた。ちなみに刀剣融合時の魔力量は4000万である。

契約復元後

 ベルの権能である怠惰ノ王・魔導支配・豊穣支配・天候支配・占星術・断裂支配のうち怠惰ノ王・魔導支配・断裂支配を使いながら爆発的に増えた魔力量(1億6000万)を用いた戦闘スタイルになった


他者への好感度


・フレデリカ 友好度9

 エモクロアで出会った時は死を感じた


・ベル 友好度9(10)

 一度離れたことで妄信はほとんど消えベルとの関係もより良いものとお互い知らない間に進化した。


・エクレア 友好度9

 どうやら自分が知らない間にベルムートの町を金で実質支配していることを知り、そのこと自体はどうでも良いがなんかすっごい進化してることに驚愕している。そして母親の弟子で後継者としてなっていることには実は困惑すら感じている。


・フレイヤ 友好度5

 母親の師匠であり自身にかなり優しかったが、普通に自分をフレデリカに売ろうとしていたのでその分少しマイナス印象である。魔力量200億という埒外な力を見せつけられたため敵対は考えたくない


・フレン 友好度6

 王女様と言いながらも面白い趣味(エロ本)を持っているので面白いし、優しくて努力家なところから好印象である。

 自身の仲間がなんかやったことに対して少し悪かったなと思っている


・スモア 友好度5

 姉さんの親友であり自身にかなり優しかったが、普通に自分をフレデリカに売ろうとしていたのでその分少しマイナス印象である。できればもう少しエリンの話をしたかった


・ロンド 友好度6

 情報のお陰で一先ず目的達成できた。サフランで再開したいと思っている

 

・メルト 友好度3→7

 敵。しかも厄介な敵、、、だったが過去を知り同情心によってマイナス印象が砕け純粋な目で見た時にエテルのすごさを理解し、また契約通りに死地に飛び込んできたことで好印象。

「絶対に助ける」


・カタリナ(アスモ) 友好度2

 スモアに化けた上に自分を潰しに来たので嫌っている。精神支配とかしてくるな!!


・フェルト(ベリアル) 友好度3

 自分を潰しに来たので嫌っている。


・ハジメ 友好度9

 エモクロアではとんでもなく助けられたのでフレデリカ並みに好感度が高くなった


・エテル 友好度5.3→8

 自らのために体を張ってベルの契約を復元してくれたこと、自身のために美食の盗賊団で働いてくれたことで一気に好印象になった。


・ジャンヌ 友好度7

 国のために頑張っていることに感銘を受けている


・メルト 友好度9

 敵。しかも厄介な敵、、、だったが過去を知り同情心によってマイナス印象が砕け純粋な目で見た時にエテルのすごさを理解し、また契約通りに死地に飛び込んできたことで好印象。

 ジャンヌから話されたメルト視点の過去にもはや尊敬を超えた何かの域に行っている

「絶対に!!!!助ける!!!」


・ロンド 友好度8

 本当に色々と助けてくれた上にその強固な意志に尊敬と感謝を覚えている

 、、、ロンドさん、貴方、、、正気の沙汰じゃない 


・アリア・ロマノフ 友好度8

 その国を思う覚悟に感銘を受けた

 


・カルト 友好度8

 、、、マジかよ。凄いな


・フレデリカ 友好度9→7

 え、、、母さん?

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