真実

エーテル王国 南方のとある森の深域

「ここがカルトの隠れ家」

エレボスは目の前にある小屋を見てそう呟く

(ヤマトでカルトに託されてからここまで、、、随分と長い道のりだったな)

エレボスは今までの旅を思い出してそう呟く

「今まで大変だったものね。私でも驚く出来事が多かったからね」

ベルもそう呟く

「さて入ってみるか」

そしてエレボスは小屋に入るのであった




「、、、普通の小屋だな」

「そうね」

小屋の中は全くの違和感がないほど普通の小屋であった。炊事場やトイレ、筆記机など普通だ

「ペンダントの方位磁針は、、、トイレ?!」

ペンダントが指し示す場所はトイレであった

※この世界はウォシュレットあるし、拭くための紙も存在するぞ

「何かを隠すのにトイレというのはなんかわかるけど、、、」

そうエレボスは呟くとトイレに入る

「で?どこだ?」

エレボスは首を傾げる

「ペンダントは?」

ベルがそう聞くが

「この部屋を差してるみたいでこれ以上は分からない」

ペンダントの支援はもうなかった

「推理ね」

「ああ」

エレボスは考える

(トイレの便器の中ならバレにくそうだな。でもそんな場所にいくらなんでも隠しはしないな、、、となると)

エレボスは少し考え

「トイレの紙の裏とかじゃないか?」

そう言って紙を外した 

すると

「ビンゴ!」

何かを填められそうなくぼみがあった

そしてその大きさは丁度

「このペンダントが填るな」

カルトのペンダントが填める大きさであった

カチッ

ペンダントを填める

すると

「ん?」

(小屋全体に魔法が展開された?)

小屋全体に魔法が展開されて

ゴゴゴゴゴ

「小屋の中心の床が消えた?」

小屋の中心の床が消え石階段が現れた

「うぉー!ロマンあるー!!」

エレボスはその仕組みに大興奮だ

「ベル!行くぞ!」

そして石階段に

「ん?ベル?ベル?!」

(べ、ベルとの契約が切れてる?!)

突如エレボスとベルの契約がまたしても切れた 

「一応権能自体は少し使える、、、さっき展開された魔法のせいか?」

(ひとまず、、、行ってみるか)

エレボスは覚悟を決めて階段を降りることにした





「魔導書庫かよ、ここは」

階段を下りた先には壁には本棚、中心には大型の魔法を行使できそうな空間が存在している

そして

「机に本が何冊かあるな」

部屋の隅にある机に明らか本棚に入っているような本とは違ういわば日記帳のような形状の本があった

「、、、カルトの日記か?」

そう考えたエレボスは机に近づき

ペラッ

本を開いた

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