「エレボス君が言うロマノフがワァラク総裁司教であるとするならば合っている」

ロンドはそう言う

「、、、一つだけ教えておこう。ワァラク司教が120歳ぐらいなのは間違いなく、ロマノフの名前がカルトである。そして俺はすでに1500年以上生きている上でカルト・ロマノフ何て名前の奴は1人しか知らないということを」

「は?」

エレボスは深く困惑する

「120歳のワァラク=1500年前の勇者カルトである。このとき時間転移を行ったとは考えられない、、、は?」

(1000年以上寝ていたとかか?)

エレボスがそう考える

「まー、分からないだろるから、カルトの家で答え合わせしてきな」

「そうすることにする」

「他に聞きたいことはあるか?」

「え?あー、、、007の他のメンバーって誰なんだ?」

エレボスがそう聞くと

「まず007はフェルト様含めて現状10人いる。ちなみに俺はその9人で2番目に強い」

ロンドは立ち上がってそう答えた

「10人。1500生きている公爵司教が2番目に強い、、、ロンドさんって君主とどっちが強いんだ?」

「相性にもよるけど平均的に見れば互角だな。君主以上なんて最低でも数百年生きてるから魔力操作とかの練度はさほど変わらないんだが経験は段違いだからな。経験の差で公爵と君主の差を埋めてるんだ」

棚を漁りながらそう答える

「ほへー、経験か。俺に足りないものだな、、、」

「それは追々付ければいい、、、それでこれが」

バサッ

「007のメンバーと特徴だ」

「、、、は?」

エレボスは唖然とする

「ん?知りたかったんだろ?」

「え、、、いや、そうだが、、、半分以上冗談のつもりだったんだが?」

「メルトの奴を助けてくれた恩だよ」

「、、、マジで何者なんだロンドさん」

(大罪司教の本名を呼び捨てって、、、絶対ヤバいだろ)

そう思いながら机の上に投げられた書類を見通す

「暗部・大臣・司書・騎士・騎士・司教・司教・戦士・獣使い・魔導士、、、世界中に居るんだな。ヤマトに移住したくなる」

「皇帝様に好意を向けられてるんだろ?案外いいんじゃないか?」

「こう見えて女性恐怖症なんでな、、、最近収まってきたが」

「はは。カルトに似てるな」

「え?あいつも女性恐怖症だったのか?にしてはアヤメに求婚していたけど、、、」

エレボスが不思議そうにそう言うと

「え、、、あー、それなんだけどな。魔素病ってあるよな」

「ああ。あれはやばかったな」

「製作者俺なんだよね」

「、、、えっと?今ここで殺した方がいいか?」

エレボスは刀を握る

「いや、、、言い訳できないほどやってる気がするが勘弁してくれ。ふざけて作った奴を渡したらああなってな。はは、、、恐ろしい。確認だがカルトと戦った時に光魔法は使ってきたか?」

ロンドがそう冷や汗を掻きながら聞いてくる

「使ってこなかったな、、、使えたのかよ?!」

(話的に勇者だもんな?!)

エレボスがそう考えると

「いや、、、少なくても1500年前から勇者の力と一緒に使えなくなってる。勇者の力って消失することがあるみたいなんだよ」

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