出発
数日後
「それじゃー、行って来る」
「行ってらっしゃい!」
「気を付けろよ」
エレボスはサフラン王国の王都へ向けて出発した
「ロマノフ家の謎にバティン改めバビロンさんの謎、、、謎だらけだがここで少しは解決できるといいな」
砂漠を走りながらエレボスはそう呟く
「どうかしらね、、、にしてもバティンと会っていたなんて驚いたわ。あいつはいろんな意味で強いからな」
ベルはそう呟く
「公爵ともなると大罪様も見ていると」
「いや。あいつが特別なんだ。あそこまで馬鹿だと悪魔からしたら最高の見世物だよ。いや、、、本当にあいつは馬鹿だよ」
エレボスの問いにベルはそう面白悲しそうにそう返した
「え?何者なの?」
エレボスは顔を顰める
「悪魔の禁忌に触れるから話せないよー。というかこっちも一つ聞きたいことがあったんだけどエモクロアであなたを助けてくれたのは誰なの?」
そんなエレボスに今度はベルがそう聞く
「え?ああ、、、ハジメっていえば通じるよな」
「、、、なるほどね。あの子もバティンほどじゃないけど馬鹿だからなー。まー、好きにしなさい。道化師のお仲間さん」
ベルはハジメという名前に納得した
「というかハジメって六大精霊と契約してるって言ってたけど火は聖騎士団長。水はエクレア。雷は母さん。地と自然はフレイヤさんだからハジメは風の契約者ってことか。本気出したらヤバそうだな」
エレボスがそう呟くと
「風じゃないわよ?」
ベルはそう言った
「え?」
「風じゃないわよ。う~ん、、、知識で知らないから厳しいかな。まー、お楽しみにしときなさい」
ベルはおもしろそうにそう言う
「ん?どういうことだ?」
エレボスは首を傾げるのであった
「気にしなくていいの。それよりも早くいくわよ!」
「了解!」
そうしてエレボスは加速するのであった
「それじゃー、お母様。行ってきます」
フレンがそう言うと
「っ、、、、行ってらっしゃい」
フレイヤは大粒の涙を流してそう返した
「っ、、行ってらっしゃい!」
そしてスモアも泣きながらそう言って見送る
「それじゃー!みんな行こう!」
そうして花の紋章を眼に写すフレンは
「うん!」
「ああ!」
アリアとカエデ共にサフラン王国へ向かうのであった
「さて、、、ジャンヌを見つけてくれよ?フレン」
ユグドラシルの神樹の上でベルフェはそう呟いた
「はー、フレンの門出でそんなこと言うなよ」
その呟きにフェルトを悪態をつく
「フレンの幸せは僕も願ってるよ?でも、、、今はいち早くジャンヌを捕らえないとなんだよ」
最強の大罪司教がジャンヌを狙う
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