酒には除菌効果がある
「なるほどな、、、ということは今の美食の盗賊団は奴隷制を続けために戦ってるってことか。凄い変な感じだな」
(奴隷制が消えたら国が終わるというのは理解できるが、、、だとしても奴隷制を認めるのはなぁ)
エレボスは複雑な心境だ
だが
「私達も奴隷制自体を潰すことには賛成だ。だがセラフにこれ以上入り込まれると奴隷の人間たちも公開することになるだろうな。昔のカステラ王国みたいなことになりかねない」
ジャンヌがそう言った瞬間
「っ?!カステラ王国の二の前になりかねない?!」
エレボスはそう声を荒げた
「カステラ事変を知ってるのか?」
「ああ!」
「珍しいな、、、歴史から抹消された話なのに」
ジャンヌは少し驚いた様子でそう言う
「ジャンヌこそ何で知ってるんだ?1800年前の話だろ?」
「私が幼少の頃に父さんと一緒に居た黒髪の男に教えてもらったんだ」
「っ!!あー、、、なるほど」
エレボスは乾いた笑いが出る
「あ、知り合いか?」
「忘れてくれ。最重要機密だ」
「なるほど。忘れよう。それで話を戻すが奴隷制を潰すことは私達の大きな目標の一つだ。そのために今サフラン王国の上層部に忍んでいる最高幹部の1人がエモクロア共和国を説得して解放時の問題を解決する支援を得ようとしてもらっている。知らせによると今王宮へ向けて帰って来ているそうだ」
「うぉ、王宮の上層部に、、、ん?」
ジャンヌの言葉にエレボスは一つ引っかかった
「その最高幹部って、、、サフラン王国経済大臣のロンド・バビロンって名前の犬の獣人だったりする?」
そしてそうジャンヌに聞く
「、、、なんで知ってる」
そしてジャンヌの目が鋭くなった
「エモクロアで世話になったんだよ、、、なるほどな」
(あの人、最初からメルトのこと知っててわざと俺に情報を流して俺とメルトを繋げさせたな?セラフの力を借りてるからあとで色々と有利になりたいからって、、、セラフの影響を潰すために有利になりたいってことか)
エレボスはあの時のバビロンの考えに気が付き笑みを浮かべる
「俺がサフランの上層部に会いに行く時に多様牢としていた男がまさかの反逆者側の最高幹部とはな、、、」
「バビロンのことを父さんは何故か異常に信じていた、、、何かあるだろうな。父さんと最後に関わっていたエテルなら関われるかもな。あとバティンって呼ばれてたんだが心当たりはあるか?」
「バティン?」
{公爵の司教よ}
ベルがそう言う
「公爵位の司教だな、、、とんでもなく強いと思うぞ」
「っ!!なるほどね、、、父さんの関係者ってことね」
「だな。面白いは話が聞けそうだ」
エレボスは笑みを浮かべてそう言うのであった
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