1人と2人と1人

「、、、へー」

自身の暴力的な殺気と魔力を前に自ら出てきた少女にエテルは関心を覚える

「私はアリア!私達には本当に敵意は無いよ!それにあっても勝てないし、、、」

「確かにあなたなら勝てないでしょうけど、、、そっちの和服の女性はそうとは限りません。私もなぜか剣を習得している身、、、極みとはいかなくとも世界トップクラスであることは理解できます」

「、、、どうするカエデちゃん?」

少女は和服の女性に問う

「、、、一か八か戦ってみる?」

「院長よりもはるかに強そうだよ」

「、、、ここは大人しくついて行きましょう」

カエデは勝負を挑んでも勝ち目が限りなく薄いと理解しそう言う

「それじゃー、私の前を歩いてね」

「「はい」」

こうして3人は屋敷内にはいるのであった





「え?カエデ?」

エクレアは驚いた様子で声を上げる

「あ!よかった!こんな化け物居たからてっきり殺されたかと焦ったんだぞ!」

カエデもエクレアの無事が確認でき駆け寄る

「化け物って酷くないですか?」

「いや、、、私と戦えて1,2回私を殺しかけたんだから十分化け物よ。私聖騎士の副隊長倒してるのよ?」

「、、、言い返せないですね」

「えっと?聖騎士の副隊長ってどれくらい強いの?」

少女が首を傾げると

「えっと?副隊長さんは侯爵司教を倒せるぐらいだよ」

マカロンがそう答える

「え?!侯爵司教って、、、院長ってこと」

「院長?まさか、、、侯爵司教と出会ったのですか?」

少女の反応にエテルは驚く

「え?うん、、、私孤児なんだけど孤児院の院長がレラジェっていう悪魔と契約した侯爵司教だって言ってた。戦ったけど全然だった。その後、なんかいきなり力を失ったみたいでどうにかなったけど」

「「っ!」」

その言葉にエテル達は驚く

「レラジェ司教様相手に?!え、、、嘘でしょ」

(レラジェ様には一度会ったことがあったけど本人も相当な力を持っていたはず、、、確か)

「サタナエル孤児院出身」

「、、、正解ですけどやっぱり悪魔教団関係者?」

少女はエテルに鋭い目線を向ける

「、、、自己紹介がまだでしたね。私はエテル・アマテラス。元悪魔教団司祭で今は悪魔教団から追われている身です。契約している悪魔はアスタロト様で爵位は公爵です」

エテルは自己紹介をした

「「こ、公爵?!」」

とんでもない爵位にエクレア以外の全員が

「公爵ね、、、間違っては無いのが悪質ね」

そしてエクレアはそう呟く

「エクレア?!あなた、、、いくら何でもとんでもない子を匿ってるわね。フレデリカお姉様にバレたら大問題よ!」

メーテリアは思わずそう叫んだ

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