出会い

「ご馳走様でした。今日もおいしかったです」

エテルが昼食を終えてそう挨拶すると

「、、、えっと?エテルちゃんはアーデン魔国の出身なんだよな?」

マカロンのは父親であるバロラントが確認するようにそう聞く

「ええ。生まれは分かりませんが記憶がある範囲ではずっと魔国で過ごしていました。まー、育て親も魔教司教でしたから魔国出身で良いかと」

「その、、、大変失礼なことは理解しているが、魔国の人間ってしっかりとマナー守れるんだなと」

「魔国は教育環境がしっかりしてるらしいですからね」

バロラントの疑問にエテルはそう答えた

「魔国は識字率100%近いからね。それに資源も自国で完全自給できる、、、この世界で一番完成されている国だからね」

そしてマカロンの右隣に居たエクレアが追記する

「識字率100%近い、、、」

「凄まじいな」

それを聞いたバロラントとメーテリアは驚愕する

「そんなにすごいんですかお父様?」

エテルの右隣のマカロンがそう聞くと

「このエーテル王国の識字率は6割程度だろう。エモクロア共和国でも8割~9割前半だ。ほぼ100%なんてとんでもないぞ」

バロラントは戦々恐々と言った様子でそう答える

「識字率6割って、、、それで国回る物なの?」

そしてエテルは困惑するのであった

「「ん?」」

するとエクレアとエテルが屋敷の正門の方を見る

そして

チャキン チャキン

「へ?」

2人は剣を抜きマカロンを守るように抱きしめる

「、、、私の方が防御力は高いし、お前の方が速い、、、攻撃は任せる」

「了解」

そう言うとエテルは正門の方へ向かって行った






「あれか」

正門に着いたエテルは2人の少女を見つける

「入ってきてるな」

少女たちは正門を通り抜けてこちらに向かってきている

(1人は本で見た和装。もう1人は普通の服装ね。真っ白な眼が特徴的だけど、、、さて)

エテルは少し考えると

「魔解」

魔解した

「「っ?!」」

そして解き放たれた魔力に向かってきた2人は息を飲んだ

「お二人ともこちらにどのような用件で?」

エテルは笑みを浮かべ優しげな声でそう聴くが漏れでる殺気と魔力はたとえエレボスであっても冷や汗を掻くほどだ

「め、メーテリアさんに用件があって来たんだ。だからそのバカみたいな殺気と魔力を収めてくれ」

和服の女性が恐れた様子でそう言うと

「、、、私としてもそうしたいのだけどね。2人とも強そうだからね、、、特にそっちの和服のお姉さんは私が知るうえで2番目に強い男の雰囲気を感じるからね」

エテルはそう返した

「、、、まー、だとしてもどうにかできるだろうし。案内するよ、、、ただし何かした暁には命あると思わないことだね」

エテルの言葉に

「っ!!」

和服の女は息を飲んだ

「えっと、、、そんなことしないよ!」

そんななかもう一人の少女がそう言った


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