エテル、学ぶ
「、、、」
{アスタロト様?}
{どうしたの?}
{私って今まで外に出たことがありませんでしたよね}
{そうね。記憶が無くなる前はよくあの人に外につれ出されるまでは外に出たことは無かったわね}
エテルの問いにアスタロトはそう答えた
{確かに聞いただけで外の世界の本当の姿は見たことが無いですよね、、、そんななのにあんなこと言ったと思うと恥ずかしくなります}
{なるほどね。だったらエレボス君と再開したら一緒に旅でもしたらどうかしら?}
アスタロトがそう提案すると
{良いかもですね、、、旅かー。楽しそうだけど私にできるかな}
{最悪、モンスター殺してその肉食って川とかの水飲んでれば生きてはいけるわよ}
{、、、勉強しよ}
そうエテルは心に決めた
「ということで書斎に教えてもらって勉強してみたけど、、、なんでいるんですか?」
エテルがそう言うと
「え?ごめん、、、邪魔だったよね」
マカロンが悲しそうにそう言う
「マカロンちゃんじゃないよ!そこの精霊女よ、、、なんでいるんですか?」
エテルはマカロンを抱きしめながらそうエクレアに鋭い目線を向ける
「えー?マカロンがエテルちゃんに襲われないかの監視よ」
「、、、」
チュ
「ふぇ?!」
エテルはマカロンの頬にキスをした
「っ!」
「確かにこんなかわいい女の子だったら襲っちゃうかもですね」
そしてエクレアにそう言うのであった
「、、、大丈夫そうね」
それを見聞きしたエクレアはそう言って去って行った
「、、、失敗か」
エテルは苦い顔をする
「な、、、何してるの?!」
そんなエテルに真っ赤な顔のマカロンがそう叫ぶように言う
「え?エテルちゃん襲えばお姉さん、エテルちゃんのこと見てくれるかなって思ったのよ、、、残念ながら失敗したけど」
「え、、、あ、そうなんだ」
「うん。それじゃー、続きをやりますか」
そうしてエテルは集中するのであった
「あのクソガキ、、、賢いわね」
エクレアはそうイラだった様子で吐き捨てる
{エクレア、そう汚い言葉を吐くんじゃないの}
そんなエクレアの言葉遣いをウィンディーネは咎める
{ウィンディーネ様しかいないんだからいいでしょ}
{そのうちその言葉遣いに慣れて表でも出ますよ}
{お母さんですか、ウィンディーネ様は}
エクレアが辟易した様子でそう言うと
{生まれてからずっと見守っていますから母親ですよ}
ウィンディーネはそう言うのであった
{はー、子供の頃はありがたいと思っていた恩恵も今じゃ少し厄介に感じるのは私が傲慢なのかしらね}
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