悪魔信仰者とただの聖女
「それじゃー、エテルちゃんはこの部屋使ってね」
案内された部屋はとても広くエテルが今までは言った部屋で最も豪華絢爛だった
「ぇ、、、え?」
そのあまりの大きさに驚いていると
「エクレア様。お客人用の服持ってきましたよ」
部屋に女性の騎士が現れた
「メーレン。ありがとう」
それはヘルメス騎士団団長のメーレンであった
「、、、この子がエレボス様のご友人のエテル様ですか」
「ええ。完全に悪魔信仰者の上、賢いしとんでもなく強いから気を付けてね」
「悪魔信仰者と賢いで矛盾してません?」
メーレンがそう言うと
「ヘルメスの次期当主が居なければその女消せたのに」
エテルはブちぎれていた
「私が居るうちは無理ね、、、後、暴れた時はそれ相応の対処をするからね?冷凍保存とか楽よ?」
そんなエテルにエクレアはそう告げる
「、、、服は貰っておきます。さっさと出て行ってください。騎士の方はまだしもお前は精霊契約者以前に嫌いだ」
「ふふ。嫌われちゃった。それじゃー、またねー」
そうしてエクレアとメーレンは出て行った
「、、、エクレア・ヘルメス。エレボス様の知り合いというだけあって頭のネジが飛んでる」
それを確認したエテルはそう吐き捨てると
「それで?なんであなたはここに居るんですか?」
自身の後ろに居る少女にそう言う
「エテルさんと話したいなって!」
その正体は
「マカロンさん、、、私の正体知ってるでしょう。危なすぎますよ」
マカロンであった
「大丈夫!エテルさんはいきなり危害を加えてくるような人じゃないから!」
マカロンはそう言ってエテルの部屋にあるベッドに寝ころんだ
「エテルさんも一緒に寝ようよ!」
そしてそう言ってきた
「、、、嫌です。普通に考えあって間もない人と一緒に寝ようと思うわけないでしょう」
エテルはそうあきれた様子で言うが
「エテルさんに殴られたって言うよ」
マカロンはそう脅しを掛けてくる
「、、、」
{諦めなさい。こういう純粋無垢な子供は理論で倒せる相手じゃないわよ}
アスタロトがそう告げる
「、、、分かりました」
エテルは渋々ベッドに腰かけた
「一緒に寝てよー」
「これで我慢してください」
「、、、はーい」
「それで?何か用ですか?」
エテルがそう聞くと
「さっきエテルさんはセラフ神聖国が不幸を生んでるって言っていたけどどういうことかなって?私はアーデン魔国が不幸を生んでるって習ったけど」
マカロンはそう聞いてきた
「、、、お姉さんに聞いた方が良いでしょう。私に聞いたらどんな妄言を言われるかわかったことじゃないですよ」
「ううん。エテルさんはそう言うことには嘘つかない人だってなんかわかるから。それに、、、お姉ちゃんは私のことを見てくれないから」
そう言うエテルの目は寂しそうであった
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