エテルとマカロンと

ドカン!!

「ん?、、、ここは?」

エテルが目覚めると

「えっと?始めました。私はマカロン。マカロン・ヘルメスよ。君の名前は?」

眼前に青髪の少女が立っていた

「えっと?エテル」

エテルは反射的に自身の名前を答える

「エテルちゃんだね。えっと?なんで天井から落ちてきたの?」

マカロンがそう聞くと

「えっと?」

{エレボスの知り合いなのよ。ここの家}

困惑するエテルにベルがそう伝える そして

{この子のお姉さん、エクレアを呼んでもらって。エレボスの名前を出せばすぐに通じるはず}

そう言うのであった

「エテル様のお姉様、エクレア様を呼んでいただけるかしら?私はエレボス様の関係者なんです」

そしてエテルがそう言うと

「え、、、エレボスの知り合いなんですか?!」

マカロンは驚愕し

「、、、す、少し待っててください!お姉様を呼んできます!」

そう言って部屋を去って行った

「、、、」

(可愛らし部屋だなー、、、いいにおいするし)

待っている間エテルは落ちた部屋を見てそう思う

「これからどうしよう。エレボス様に会いに行くとして、、、その後は、私の記憶を取り戻すための旅をしてみよっかな」

そしてそう呟く

「へー、エレボスに会いに行くんだ。一緒に行こうかな?」

「っ!!」

女性の声が耳元から聞こえてきた

キンッ

「なっ!」

即座に剣を抜き背後の女に斬撃を与えたのだが

(う、腕で受け止めた?!)

女はそれをなんと腕で受け止めたのだ

「へー、、、まさか斬られるなんて」

斬撃は腕の三割ほどを切り裂いていた 女としてもそれは意外であったようで驚いていた

だが

(私の一太刀を腕で受け止めて三割程度しか斬れないって、、、なにか硬いものを切り裂いた気がするけど)

エテルの方が驚愕していた エテルの剣の腕前は何故かすごく高い、フレデリカ仕込みのエレボスに勝るとも劣らないレベルでだ 何にもかかわらず3割しか斬れないというのは異常でしかない 

しかも

「なっ?!治って行ってる?!!」

傷が治って行っているのである

「水完全支配を舐めないでね」

「か、完全支配って?!」

(六大精霊だけしか使えない権能だったはず?!つまりこの女は水の六大精霊であるウィンディーネの契約者ってこと?!)

エテルは眼前の存在に驚愕する

そして

{嘘でしょ?!あの悪女と契約してるの?!}

エテルの相棒であるアスタロトも驚愕する

{薄々察してはいたけどやっぱりね}

ベルは驚きはしていないが少し顔色が悪い

{ど、どうすれば!}

{、、、私は力を貸せないけど、エテルちゃんとアスタロトであいつと戦ってみなさい}

エテルにベルは女の正体を知っているのにそう言った

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