息継ぎ(重い)
という話よ」
ジャンヌから聞かされた話にエレボスは
「、、、、、、、、、」
何も言えなかった
「少女視点では青年という大人びた人と思われていたけど本当は同い年。少年視点ではただの悲愛の物語だったけど、少年視点では妹結ばれ、母親を殺したという最悪な禁忌の物語、、、父さん地獄を歩んだうえで私を育ててくれたんだ」
「、、、メルト」
{メルト・フローレンス、、、大罪司教で彼以上の地獄を味わった人間は存在しないと断言できる}
ベルがそう言う
「あいつは今、、、」
(エテルから言われてる。捕らえられているということは話せない)
「そういえばエレボスは結局これからどうするの?ペンダントをたどるのか?」
ジャンヌにそう問われ
「当初の目的は世界を旅することだったが、、、ロマノフ関連について調べないとだな。謎が多すぎる。ペンダントをたどってみるか」
「そうか。なら今はゆっくりと休んでくれ、、、エテルを呼んでおこう。積もる話もあるのだろうからな」
そう言うとジャンヌは部屋を出て行った
「、、、」
{ハジメ。メルトってどうなった?}
エレボスがそう聞くと
{ん?あいつならアリスお姉ちゃんの支配の呪印を付けたうえで今まで通り働かせる。なおメルトの娘であるジャンヌを捕らえこの魔国という鳥籠に閉じ込めメルトの唯一の希望を潰してその上で別のささやかな儚い希望を見せるっていうのが方針だよ。メルト自体は今悪魔教団のほぼ最下層にある地下牢でとらえられてる}
ハジメはそう言った
{誰だよそんなクソみたいな案出したやつ}
{我らが愛すべきベルフェだよ}
{クソだろ、、、ってことは}
{うん。メルト関係は僕、一切助けないからね、、、そういえば結局のところ、どうやってあんな爆発的な成長をエレボス君はしたの?}
ハジメが探るようにそう聞くと
{、、言えないな。そっちが俺のために言えないように俺もハジメのために言えないことがある。まー、闇魔法関連とだけは}
エレボスはそう答えた
{そうか、、、っ!見えない?!}
{固有魔法でも見れないだろうな。世界が違う}
{、、、え?}
ハジメは困惑する
そして同時に
コンコン
「はい」
ガチャ
「エレボス?元気?」
エテルが現れた
{、、、また今度ね}
そしてハジメとの会話は終わるのであった
「元気だよ。そう言えばエテルは俺と別れた後どう動いてたんだ?」
ふとエレボスがそう聞くと
「あー、確かに話さないとね」
エテルは確かにと言った様子でそう言うと
「今から話すね」
そう言うのであった
「ああ。頼む」
「えっとね」
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