エテルとタクトの密談

「ところでタクトさん。関係ない話ですが黒猫の獣人ということで少し確認したいことがあって、、、構いませんか?」

エテルがふとそう言う

「ん?構わないぞ」

タクトはそう返す すると

「あ、後ジャンヌさんは一回席を外して頂いても?」

エテルはそうジャンヌにお願いした

「え?なんで?」

当然ジャンヌはそう返すが

「いや、全裸のタクトさん見たいんですか?」

エテルは平然とそう言う

「は?」

「ジャンヌさんが寝ている間にやった検査の回収作業をしたいのでその時に完全に裸になってもらうので」

「わ、私が寝ている間に何してたのよ?!」

「、、、ジャンヌ、俺のパワーアップのためだ。出ててくれ。流石に素顔を知られているとはいえ客人と一緒にいる時には恥ずかしい」

顔を赤くするジャンヌにタクトはそう言った

「わかったよ」

そしてジャンヌは渋々外へ出るのであった

「、、、上手いな。あいつが寝ている間にあった事なら偽造してもわからないからな」

それを確認して数秒後タクトはそう言った

「メルト様ですが何かの目的があって悪魔教団を裏切りました。そしてその目的をおそらく果たせないまま鎮圧されそのまま魔国に連れ去られたかと」

そしてエテルはジャンヌには到底伝えられない情報を右腕のタクトに伝えた

「、、、マジか。1月半前に我らがその時に根城にしていた街にあの聖騎士隊が現れそのまま街を包囲した上で街に居た我々を探し始めたんだ。その時にメルトのおっさんに助けを求めたんだが、、、それが原因で」

それを聞いたタクトは項垂れてそう言う

「そういえば、そもそも反乱軍の目的って何なんですか?」

ふとエテルがそう聞く

「ん?知らないのか?有名な話だと思っていたんだが」

「教会に居たもので俗世の話は詳しくなく」

「そうなのか。我々の目的はセラフ神聖国によるサフラン王国への干渉を無くすことた  を  させない事だ」

タクトの話を聞いた瞬間

「は?」

エテルは困惑した

「させない?」

「ああ。されてしまったらこの国は崩壊する、、、された後にこの国は立て直す余裕が無いんだよ」

しかしそう説明されると

「、、、なるほど。クソみたいな国ですね」

理解しそう吐き捨てた

「クソみたいな国をまずはゴミみたいなこと国に変えてそしてただの国に変える。それが最終的な目的であり、、、ジャンヌの運命だ」

「なるほど、、、わかりました」

(この革命軍はただの革命軍じゃ無い。泥を飲む覚悟をしてるんだ、、、でも、それが正しいの?)

外へと羽ばたいたエテルはエレボスと離れた後から今まで悩みの連続であった

「、、、今は考えても仕方が無いか。ありがとうございました。お教えした情報はお好きにお使いください」

「ああ。原因が我達にあるとすれば悪魔教団からの襲撃も恐れなければならないな」

タクトは顔を強く顰める

「後、ジャンヌさん呼んでもらえますか?今度はジャンヌさんと二人っきりで話したんです。今みたいな重い話じゃなくて明るい話を」

「ああ。構わないぞ」

エテルの頼みをタクトは快く受け入れる

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