「取り乱したわね、、、失礼した。忘れてくれ」

落ち着きを取り戻したジャンヌは団長モードになる

しかし

「いや、もうジャンヌさんの素顔知っちゃったし普通に話してくれませんか?なんか気まずいです」

既に姿を知っているエテルにそう言われてしまった

「っ!!」

そしてジャンヌは顔を真っ赤に染めると

「わかった、、、それで?お父様が大罪司教と、、、だったらそこ繋がりで私はエテルちゃんに会った記憶があるのかしら?」

そう推論を挙げた

「でも、私は怠惰のベルフェ様と少し憤怒のサタ様に関係があっただけ。メルト様には関わりが無いわ」

しかしエテルにはそれが引っかかる

「そもそもいつあったのかしら、、、エテルちゃんは今何歳なの?」

「今年で13になります」

「13?!」

「にしては背丈が高いような、、、180はありますよね」

2人はエテルが13とは思えず驚く

「悪魔契約による恩恵ですね、、、ジャンヌさんは何歳なのですが?

エテルがそう聞くと

「今年で1509歳になります」

ジャンヌはとんでもない年齢を暴露した

「え?」

(1500歳なのにこんな子供っぽいの?)

「子供っぽいと思ってやるなよ」

タクトが横からそう言う

「ちょっと?!」

それにジャンヌは顔を赤くして少し悲しそうな顔をする

「、、、タクトさんはジャンヌさんのなんですね」

それを見てエテルはそう言う

「ん?家族って、、、ジャンヌの家族はメルトのおっさんだけだ。俺はただの仲間だぞ」

タクトはそう返す

「、、、そうですか。それで、私とジャンヌさんの関係の繋がりがまるでわかりませんね。年齢が違いすぎます。ジャンヌさんって血のつながったご家族は?」

「お父様だけです。お母様は私を生んで死亡。祖父母も死んでいると」

エテルの問いにジャンヌはそう返す

「なるほど、、、本当にわからない」

「ですね」

「だな」

三人は完全に八方塞がりだ

「そ、そうだ!お父様に聞けばわかるかも」

しかしジャンヌがそう言う

「あー、確かに。それでいいのか」

そしてそれにタクトも同意する

だが

「っ!」

エテルはそうはいかない

(囚われてる!)

エテルは今悪魔教団によって囚われている

「でも今連絡が付かない。どうしたんだろ」

「メルト様ならエモクロアで零、、、連れと一緒に動いていたらしいから起きたら聞いてみていいかも」

「そうなんですか?!なるほど、、、忙しいのかな」

ジャンヌはそう考え納得した

「他には何か心当たりは?」

「他には、、、」

ジャンヌは考え込む

そして

「精霊」

「精霊?」

「なんか風の精霊の記憶があるんです。それもすさまじい力を持った」

「風の力を持った精霊、、、私の全力とどちらが力は大きかったですか?」

エテルがそう聞くと

「力自体はエテルさんの方が大きかったと思いますが、、、、潜在的な力は精霊の方が大きかったかと」

ジャンヌはそう答えた

「、、、確実に六大精霊ですね」

(大罪司教様達に目を付けられている私と六大精霊に関わりがあるジャンヌさん、、、いったい何者なの?)

エテルはジャンヌへ疑問の目を向けるのであった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る