暴食と
「っ!」
(力が抜ける、、、固有魔法かしら?)
「おい!いくら恩人と言えど団長に危害を加えるとなると我の槍が貴様を貫くぞ!」
横に立っていたタクトがそう言うと
「待てタクト。猫種の獣人が犬みたいに吠えるんじゃねぇ」
ジャンヌがそれを止める
「はい」
そしてタクトは素直にそれに従う
「すまないが私は君の名前を読んだ記憶が無いのだがいつ呼んだんだ?」
「、、、倒れる前に」
「なるほど、、、悪いが覚えていない」
「、、、」
エテルは納得がいかないと言った様子だ
「ただ、、、私は確かに君の顔というか雰囲気を覚えている」
「っ!」
「だから君のことを教えてくれ。そしたら何かが分かるかもしれない」
ジャンヌがそう言うと
「、、、ここで話せる内容じゃない。連れが寝ている部屋で話しませんか?私は二人っきりの方が良いですが、、、どうやらそちらの黒猫のお姉さんはジャンヌ様の側近のようですし」
エテルはそう返した
「構わない。タクト付いてこい」
「はっ!」
こうして三人は零が眠る部屋に行くのであった
「さて、、、まずは名前を。私の名前はエテル・アマテラスです」
エテルは己の名前を言う
「エテル・アマテラス、、、聞き覚えがある。なんだこの感覚は」
ジャンヌは困惑する
「私は記憶にないのですが、、、強いて言えば目の色が同じですね」
エテルとジャンヌの目は全くと言っていいほど同じだ
「そうなの?」
「はい。それと匂いも似ています。その、、、お二人は血縁関係にあるのかと」
タクトがそう言うと
「「え?!」」
2人は驚愕する
「目と匂いが同一となると恐らく間違いないかと」
「、、、エテルちゃん?貴方の両親はどんな人?」
ジャンヌはそう問う
「、、、血のつながった親はわかりません。ただ、、、悪魔教団の大罪司教の1人に物心が着いたころからは11歳まで育てられていたそうです」
「なるほど。私の両親は絶対に関わってないな。母さんはあれだし、父さんは悪魔教団には1人を除いて絶対関わるなと言われていたからな」
「ジャンヌさんのご両親はどういうお方で?」
今度はエテルが問う
「母さんは、、、話せない。父さんは素晴らしい人だ。強くてかっこよくて、、、私が困っている時いつも助けてくれた」
答えるジャンヌの顔は誇らしげだ
「こんな顔だ」
そして懐から写真を取り出しエテルに見せる
「、、、」
(、、、)
「、、、、、、、、、、、、、、、は?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
そして人生最大の驚愕をした
「べ、ベルゼ様?!!!」
なにせそこに映っていた人間が暴食の大罪司教メルトであった
暴食と が交わる
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