エテルの本心
ドカン!
「痛てててて、、、着陸もう少し上手くならないのですかベルフェゴール様」
{難しいのよ。それよりもエテルちゃんは大丈夫?}
ベルがそう聞くと
「全身が痛いだけですんでます。まー、この後に魔法やアスタロト様のお力を使えば流石に動けなくなりかねませんが」
エテルは声に出してそう返した
{エテル。ひとまずどこかの人の住んでいる場所に向かってそこで休みなさい。エレボス君はかなりのダメージを負ってるわ。正直いつ目を覚ましていつ動けるようになっていつ完治するかわからないわ。ベルフェゴール様の権能をもってすればかなり短縮できるでしょうけど、、、それでも}
アスタロトがそうエテルに指示を出す
「はい、、、川探しからですね。そもそも樹海じゃ視界が悪すぎる」
そうしてエテルはエレボスを背負いながら川を探すのであった
2日後
「川がない!」
2日探し回っても川は見つからなかった
(空に飛んだりしてさがしたけど見つからない)
{エモクロアでベルがやっていた光の反射で探す方法も出来ないし、、、どうしましょうか}
ベルもお手上げだった
{川がない樹海、、、エモクロアに隣接したサフランの樹海}
しかしアスタロトはふと考えると
{エテル。この前西南西に向かってみて}
そう指示を出した
{はい!}
それを聞いてエテルは西南西へ向かっていった
{ん?アスタロトどうして?}
ベルが不思議そうにそう聞くと
{ちょっと人のいる場所に心当たりがあって、、、まー、お楽しみにしていてください}
{そ、そう。楽しみにしているわ}
{そういえばエテル}
ふとアスタロトがエテルの名を呼ぶ
{はい?}
{アリアちゃんやエテルちゃんのこと仲間じゃないと言っていたけど貴方はあの2人と居た時心から笑っていたわよ、、、もし人生をやり直したいと思ったなら言いなさい。切り札があるから}
アスタロトのそんな言葉に
「うるさい」
エテルはそう返す
そして
「私は悪魔信仰者です!今更そんなもの求めていません!あの2人と笑って旅をするなんて出来きないんですよ!!勇者の仲間になれないんですよ!!!」
そう叫ぶように返すのであった
{本当に、、、あの子の娘ね。生まれてすぐしか母親として振る舞っていなかったのに、、、血は争えないわね}
そんなエテルにアスタロトは聖母のような優しい声でそういうのであった
ドタドタドタ
「ん?」
そんな中突如こちらに向かってくる複数の馬の駆ける音が聞こえた
{あら?わざわざこっちに向かってくるなんて}
「え?!何なんですか?!」
エテルがそう怖がっていると
「副団長!前に子供が2人!」
150人ほどの騎馬兵が前から現れた
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