明日へ
「さて死者0。東側の家屋などの建築物の被害壊滅的、、、よかったわ」
フレイヤは配下からの被害を聞いてそう呟いた
「はい。死者が居ないのは本当に幸いでした」
そして報告してきた配下もそう返した
「これから再建頑張りましょ。まー、、、金はセラフとアーデンの両方から大量に来るでしょうからその辺の心配はいらないわね。さー、頑張りましょう!」
そうフレイヤが言うと
「フレイヤ様、、、我々の前ではそのような素でよろしいですが皆の前では、、、」
配下がそう言う
「わかっている。我は民へ絶対的な王の覇気を見せねばならない。貴公らのこれからの奮戦期待する」
「「はっ!」」
「エテルちゃん」
アリアはエレボスと共に行ってしまったエテルの名前を呟く
「アリア、、、エテルは元々このうなることを望んでいたんだ。私達が気にすることじゃない」
そんなアリアにカエデがそう言う
「、、、そうだけど」
それにアリアがどこか煮え切らない返答を返すと
「その通りよアリアちゃん?」
フレデリカが後ろからそう声を掛けてきた
「あの子は自身で自身の道を選んだのよ。それに口出しする権利は私達には無いわ」
「、、、そうですけど」
「というか大罪契約者なんていう面倒ごとに関わらないで頂戴。迷惑よ」
まだ煮え切らないアリアにフレデリカは厳しい声色でそう言う
「っ!はい」
そしてその圧に負けアリアは
(そうだよね、、、エテルちゃんは自分であのエレボスさんについて行くことを選んだんだし、、、これ以上関わった迷惑よね)
そう考え諦めるのであった
「、、、それで?2人はこれからどうするの?」
それを見たフレデリカはカエデにそう問う
「あの2人、、、特にエレボスは魔解に慣れていないのに魔解を行ったので当分の猶予はあるはずなのでひとまずはこの街で復興の手伝い、、、それが終われば私達の目的を果たします」
それにカエデはまずそう答えた
そして
「それが果たされたら、、、エテルに会いに行きます」
そう言った
「え?」
アリアは驚く
「、、、さっきの話聞いてた?エテルちゃんの行動に口出す権利はない無いしそもそもあなた達みたいな子供に大罪契約者、、、それもサフラン王国に向かったという爆弾に関わられたら迷惑なのよ」
再びフレデリカがそう不機嫌そうにそう言うと
「それが?」
カエデはそう返した
「、、、」
「権利が無かったら口出しちゃダメなんですか?それにそもそもエテルは私達を利用したんです。それの借りを返さないと。そして迷惑をかけるなと言いますが、、、私の母は誰だと思ってるんですか?」
「、、、カグラや私よりははるかにマシな迷惑ね」
「どんだけお母様はやらかしたんですか?」
「ふふ。貴方が自身の母親を軽蔑すること間違いなしね、、、息子を頼んだわ」
「ええ」
「え?え?!なんなのよもう!」
こうして戦乱は終わり皆明日を見つめるのであった
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