ベルフェVS?ハジメ

「、、、化け物かよ」

フレイヤは思わずそう呟いた

(限りなく最低限の動きと最低限の魔力操作で、、、一撃で終わらせやがった)

ベルフェは神樹の下から一瞬で高さにして数十m上に浮かんでいたフレンに一瞬で接近するとそのままフレンを斬った

ヒュー

斬られたフレンは力を失ったように地に一直線で落ちる

チャポン

それをフレイヤが魔力の大海を操り受け止める

そして近づくと

「、、、問題なさそうね」

フレイヤはフレンを確認して安堵する

「フレン!!」

そこにスモアが近づいてくる

「無事よ。心身ともに異常は無いと思うわ」

「よかった」

スモアが心から安心した様子でそう言う




「、、、さて」

ベルフェはフレデリカの方を見る

「ここであの聖騎士を潰すか?マモから言い出したとはいえ俺達と組むことを手段に入れてくる奴は将来的に、、、いや、待てよ?あいつを五体満足で生かしておけばアリス様への危害を減らせるな」

そしてそう独り言を呟くと

「ここはプランAだな」

そう言って

スパン

「え?」

一切の風の乱れ無いのにもかかわらず一瞬でハジメの背後を取るとそのまま首を切り落とした

「魂も切り裂いた。吸血鬼の再生力があろうが関係ない。絶対的な死だ」

倒れ伏すハジメの体を見ながらベルフェはそう呟く

「怠惰の大罪司教?!」

そしてベルフェに気が付いたフレデリカは驚愕する

「異端の聖剣か。レヴィがまともに活動できない理由であるフレイヤ、、、その弟子だけあってすさまじい力を感じるな。安心しろ。もうここに用はない、、、マモとその他魔教司教はレヴィとトウ、ザイ、ナン、ボク、、、あとシャンが回収した。ベルゼも捕えた今な」

「っ!!ここであなたを倒しても

フレデリカがそう啖呵を切ろうとしたその瞬間

「っ!」

ガキン

「ぇ?」

突如フレデリカの右手から激しい金属音が聞こえる

そして横を見ると

「嘘でしょ、、、これを防ぐの?」

首を跳ねられベルフェが言うには魂も切り裂いたはずのハジメが五体満足で剣をフレデリカの首元目掛けて放って来ていた

そして

「なんで生きてやがる?!」

それをギリギリ刀で受け止めているベルフェがそう問う

「あらあら?この程度でこの私を殺せると?」

ハジメは揶揄うようにそう言う

「この程度って、、、魂をやられたらたとえアリス様でも死ぬぞ?!」

「へー?あのアリスも魂をやられたら死ぬのね。となると私の方が強かったりして、、、というか貴方、魔力量0ってまさか」

ハジメがそう言うと

「ご想像の通り。完全に魔力を制御すればこの程度容易だ、、、そう言うお前も魔力量0か。今のこの世界で俺以外にそれをできる奴がいるとはな」

ベルフェはそう返した

「そっくり同じ言葉を返すわ。フレデリカ相手なら勝てそうだけど貴方相手は危ないからここは大人しく逃げさせてもらうわ」

そういうとハジメは一瞬で姿を文字通り消した

「っ?!今のは闇魔法?!」

「闇魔法ですって!?」

ベルフェとハジメは驚愕する

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