厄災VS?怠惰

「っ!」

(まずい!フレンの力が暴走した上で操られてる!どうやって解除すれば?!)

スモアは焦る 妹のような存在であるフレンが暴れていてそれを止める術がないのだ

「フレン!フレン!」

母親のフレイヤは声をかけ続ける

だが

「グァァァア!!」

フレンは完全に理性を失い厄災を振り撒く

「っ!人工的にこんなもの作るなんてなんてこと考えてんだよ!!」

それをフレイヤは1人で抑えながらそう吐き捨てる

「フレイヤ!どうするの?!」

スモアがそう聞くと

「どうすれば?どうしたら?」

フレイヤは方法が思いつかず焦る

そしてそのタイミングで

ビュン!!!

「「っ?!」」

とんでもない速度でエレボスとエテルが南へ向かっていく

(とんでもない速度、、、でもあれならフレデリカなら追いつける)

そう思い横目でフレデリカの方を見ると

「吸血鬼?」

吸血鬼がフレデリカを足止めしていた

そして

「あいつが!あいつがフレンを!!」

スモアがそう叫んだ

「っ!!フレデリカそいつを捕まえて!」

フレイヤがそう言うと

「はい!!」

フレデリカはそう返した

「、、、」

(あの2人の捕縛はもう無理だや。あの方角は、、、なるほど。運命の導きだとでも思っておくか)

そしてエレボスとエテルのことは元々は捕らえる予定はなかったので無視することとした

「問題はフレンをどうやって」

フレイヤはそう考えるが仮に思いついたとしてフレイヤ自身はフレンの攻撃を抑えるので精いっぱいだ

(精神干渉自体はどっちもできるけど洗脳や支配の解除は俺以外は無理だ。フレデリカでも、、、どうする?!そもそも何だこの複雑で見たことも無いような術式は。私が見たことのない魔法や術式なんて)

フレイヤに焦りが出る

「フレン!っ!どうすれば」

スモアにも焦りが出る

そして

「オルギア・アイ」

そんな中その声を2人の耳を揺らした

「「え?」」

「異端の息子が契約を取り戻したことで転移できた、、、にしてもあの吸血鬼面倒なことしやがって。怠惰の俺が働くことになるなんてな」

その声の正体は怠惰の大罪司教であるベルフェであった

「クソ女王に、、、えっと君。ちょっと待ってろ」

ベルフェがそう大声で言うと

「っ!ええ!」

フレイヤは心から安堵した様子でそう返答し

「、、、」

スモアはただ沈黙して神樹の下に居るベルフェを見つめる

「魔解」

2人から見られる静かにベルフェはそう呟く

すると

「、、、」

何も起きない

一切の変化が起こらない

「マジで化け物ね」

しかしそれを見てフレイヤは、、、200億を超える魔力を持つフレイヤが化け物を見るような目でベルフェを見る

「来い。神器・アリス」

そんなベルフェはまたもや静かにそう呟くと1本の刀を召喚した

そして

スパン

「はい、、、終わり」

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