色欲は嫉妬に変わることを君は知っておくべきだった

「さて」

(めちゃクソ強いじゃねぇかよ!!え?俺魔解と刀剣融合したうえでリミット・ドライブ使ったんだぞ?!それなのにこの力量差かよ!)

エレボスは今の魔法からフレデリカとの差をそもそも勝負になる相手じゃないと理解した

(武術は住んでる次元が違うからそれで以外の分野で潰したかったのに、、、魔法でも勝てないのか。となるともう固有魔法と権能の勝負で押し勝つしかない、、、んだけど)

「ベルの大量の権能があっても全く押し勝てる気がしないな」

思わずエレボスはそう呟く

「よくわかってるわね」

フレデリカはその言葉に笑みを浮かべる

「っちょ!どうするの?!」

逆にエテルは焦った様子でそう聞く

「もう少し耐えろ。俺もはなから母さん相手にどうこうできるとはかなりしか思ってない」

「かなり思ってたんじゃないですか!」

「だって、現在の悪魔との完全な規約による魔解と凄い妖刀との合体をしたんだぞ!そりゃー、勝つのは無理でも追われても逃げ切れるぐらいの傷は負わせれると思っちまうだろ!!」

エテルの言葉にエレボスはそう言い返す

「ガバガバすぎるでしょ!」

「何にも言い返せねぇ!」

「ふふ、仲がいいのね。続きは私の家でやってもらうわね。ホーリー・スパークリング・スラッシュ」

フレデリカがエレボスに閃光の雷閃を振り下ろす

「っ!日食!」

ガキン

「っ!」

「ぐぉ!重っ!」

それをエレボスは受け止めた

キン

「これを受け止めるんなんて、、、すごいわね」

フレデリカは驚いた様子でそう言う

「まだまだ!月光」

ガキン

「っ!速い?!」

「潮波!」

キン キン キン

「くっ!」

ハジメから教わった剣技はフレデリカを押す

そして

「月詠之神刀!」

ズバン!

「ぐぅ!」

エレボスの一閃がフレデリカの鎧を切り裂きそのまま身を微かだが切り裂いた

「嘘でしょ、、、私を切り裂くなんて」

フレデリカはその事実に驚愕する

「エレボスすごい!私も!」

エテルも追撃しようと構える

「いや、、、大丈夫だ」

だがそれをエレボスは止める

「え?なんで」

「もう俺達の闘う時間は終わりだ、、、そうだろ?」

エレボスがそう後ろに声を掛けると

「ええ!」

そんな妖美な女性の声と共に

ドカン!

フレデリカとエレボスたちの間に何かが落ちてきた

「な、何?!」

その正体は

「ふふ」

「吸血鬼?」

吸血鬼の女性であった

「エレボス。良く耐えたわ。後は任せなさい」

「はい!師匠!」

「「え?師匠?!」」

いきなりのエレボスの師匠の登場にフレデリカとエテルは驚愕する

そして読者も「誰だこいつ?」と思っているだろう

女吸血鬼の正体とは

{随分と美しい姿に変わったなハジメ?}

ハジメである

{幻影魔法でね。流石にいつもの姿で出たらアリスお姉ちゃんやカタリナ、フェルトに、、、アスモがカタリナでベリアルがフェルトね}

{ほへー}

「ということでさっさと逃げなさい!魔解の時間制限も迫ってきてるでしょう?」

「ああ!」

エテルの指示にエレボスはそう答えると

「飛ぶぞ」

エレボスはエテルをお姫様抱っこして

{ベル!エモクロアとサフランの間にある森まで頼む!}

そうベルに頼んだ

{え、ええ。ハジメ、、、嘘でしょ}

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る