エレボスVSフレイヤ 2

「化け物かよ」

余りの再生力にエレボスは思わずそう吐き捨てる

「大罪司教自体が化け物なんですよ。しかも三古参ともなれば、、、ね」

それにエテルが答えた

「色欲の再生力は想定以上ね、、、このまま闘うのは少しまずいわね。しょうがない、、、貴様らは逃げ帰ることを許そう」

フレイヤはカタリナの再生力を脅威と認めこれ以上戦うのは危険と判断しそう言った

「、、、逃げ帰るっていうことは業腹だが仕方がないか」

そしてカタリナもヤバいと考え

「ベリアル。その馬鹿担いで。帰るよ!」

そうベリアルにそう言った

「っ!了解!」

それにベリアルも従いどうにか立ち上がり瀕死のメルトを横抱きにする

「そういえばマモはどうするの?」

「レヴィがどうにかするでしょ」

「了解」

そうして2人は逃げようとする

「逃がす、、、か!」

それをエレボスは止めようと立ち上がるが

バタン

「くそ、、、立てねぇ」

エレボスは立ち上がれないでいた

{私の回復能力よりも今までの溜まりに溜まったダメージが大きく上回ってて動けないのね}

ベルはそう呟く

「こういうのって新しい変身覚えたら無双するって言うのがお約束だろ」

そしてエレボスがそれを言った瞬間

「「「、、、」」」

フレイヤ・カタリナ・フェルトの3人は数瞬沈黙すると

「「「ハハハハ!」」」

大爆笑した

「「え?」」

それにエレボスとエテルは困惑する

「いや、、、ごめんね。私達の前でお約束ってしかも闇魔法適正者が言うなんて、、、本当におもしろい」

カタリナがそう言うと

「確かに、、、これは面白いわね」

敵であるはずのフレイヤすらもこらえられないといった様子で笑っていた

「なにがあって?」

エテルはその様子に困惑していた

「さっさと戻りましょう。アリス様とあのクソ怠惰が待ってる」

「了解。では女王陛下、また今度」

そうして2人を煙が包み晴れると今度こそ去っていた

「さて?エレボス君とエテルはどうしましょうか?」

そしてフレイヤは地に伏している2人に目を向ける

「2人ともフレデリカに渡してしまいましょうか。今回の問題の責任は全部大罪司教に負わせるから平和に終わるわね」

そうフレイヤが言うと同時に

「助かります師匠」

フレデリカが現れた

「手伝ってくれても良かったじゃないの。フレデリカ」

「あの状態の師匠なら大罪司教相手でも勝てるでしょう」

フレイヤの言葉にフレデリカはそう返した

「あ、師匠。昔教わった悪魔封印術式なんですけど私とメーテリアの二人掛りで掛けても破られたので師匠自らの手でお願いできますか。流石に原初は、、、ちょっと」

「わかったわ。にしても息子が原初と契約しているのにあまり驚かないのね」

「闇魔法の適性持っていたので。そもそもエレボスはかなり異質でしたから、、、絶句する程度の驚きで済みました」

「それは済んだと言うのかしら?まー、良いわよ」

そしてフレイヤとフレデリカはエレボス達に近寄ってきた

ドカン!!!

「「え?」」

その瞬間神樹が吹き飛んだ

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