女王
「おいでなすった」
大穴からフレイヤが浮かんで来た
「危うくこの国が滅びかけたわよ。大罪司教」
開口一番フレイヤはそう言うとベルゼを殺意の目で睨みつけた
「今すぐにでも殺したいけど」
そして次にカタリナとフェルトを見て
「流石に大罪司教クラス2人相手はキツイわね」
2人にそう告げるのであった
「、、、どうする?」
フェルトがカタリナにそう聞くと
「流石にこの領域でフレイヤと戦うのはまずすぎる。この領域だとアリス様でもやばいんだから!本来の目的はベルゼの捕縛なんだから帰るよ!レヴィからもさっきそう指示が出たし」
カタリナはそう返した
だが
「逃がすとでも?!」
フレイヤはそう言うと
「異海解放」
そう口に出した
「「「っ!!!」」」
その瞬間メルトとカタリナとフェルトは恐怖に顔が染まった
さらに
{まずい!!!}
ベルもそう叫んだ
{そんなにヤバいのか?!}
エレボスがベルにそう聞くと
{聞くよりも見た方が早いわよ。インフレって言う言葉の意味が分かるわよ、、、本当に}
そう答えた
そしてそれと同時に
ザバン ザバン
「え?水?」
大穴とフレイヤの足元から水があふれ出てそのまま坂を下っていく
「エレボス!!逃げろ!!!お前の母さんですら勝てるか怪しい!!」
「流石にフレデリカには勝てないわよ」
メルトの言葉にフレイヤは冷静にそう返した
{あの水って触れていいものなのか?}
ベルにエレボスがそう聞くと
{あの水全部フレイヤの肉体だからやめておきなさい。魔導支配で相殺できなくはないけど流石に自動回避との併用は無理よ。頑張って自分で扱えるならまだしも今じゃ到底無理ね}
そう返した
{というか魔力量見てみなさい}
そしてそう助言した
「マジックスキャン」
21260000000(212億6000万)
「は?」
そして埒外な魔力量が見えた
(え?は?!え?2桁減らしてもおかしいだろ、、、は?)
エレボスは混乱を隠せない
{フレイヤの魔法の腕前と魔力量は私達原罪の悪魔ですら勝てるか怪しいわ。それほどまでにフレイヤという存在はやばいわ}
そんなエレボスにベルがそう言って落ち着ける
{メルトをさっさと救うしかない!}
そうエレボスは覚悟を決めた
「マジかー」
ハジメは自室からエモクロアを見ていた
「あの状態の女王様に勝てるのは僕かアリスお姉ちゃんかフレデリカだけだからねー。さてさてエレボス君はどこまで相手取れるか見物だね」
(フレイヤの魔法はすごいけど、、、魔導支配と断裂支配があればある程度までなら対処できる、、、)
「問題は固有魔法だね。僕と違ってフレイヤは優秀だから」
そう言いながらハジメは自身の右目を触るのであった
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