ゲームオーバー
「、、、直接話すのは初めましてですねエレボス」
マモは激突の衝撃で待った砂埃を払いながらそう言って立ち上がった
「よっと」
そして就任式の日にアリスから手渡されたマモの身長の倍以上ある大きな鎌を肩に担ぐ
「嘘だろ、、、マジかよ」
(この状態で戦えと?!無理に決まってるだろ!!いくら新参の大罪司教だからって新参になれるほどの才を持っているってことだ)
エレボスは過去最悪のコンディションだ
そんな状態でマモと戦えばどうなるかは火を見るよりも明らかだ
「「エレボス!!」」
そんな中
「エテル!と母さん?!」
味方のエテルと敵のフレデリカが猛スピードでこちらへ向かってきている
(ここまでの距離が遠いのとお互いが牽制妨害しあっている結果、ここにたどり着くまでに少し掛かるな)
そうエレボスが考えると
「6手で仕留めないとまずいわね」
マモがそう呟き構えた
「5手も防がないといけないのかよ?!」
(無理に決まってんだろ?!!バカじゃねぇの?!!はぁ?!!)
あまりの絶望さに幼子のように心で喚き散らす
「行くわよ!天地崩壊!」
ドカン!!!
「うぉ!」
(超広範囲超火力攻撃だと?!)
炎と雷の波状攻撃に地面が抉れてすさまじい速度で迫ってくる
「
ドカン!!
エレボスはそれを無詠唱で最も力の高い攻撃でそれを操作しようとする
「がぁぁ!!」
だが通常時ならまだしも今のエレボスでは結局大ダメージを受けることとなった
「畳みかける!デモンズ・サイズ」
漆黒の大鎌が倒れ伏すエレボスに迫る
「っ!」
エレボスは黒牙をギリギリで間に挟み斬撃を防ぐ
だが
ドカン!
バキバキバキ
「がぁ!」
その衝撃は一切消失させることは出来ず全身の骨が砕け散った
「3手目!グリーディング・ソウル!」
漆黒の手がエレボスに迫る
「リミット・ドライブ・VY」
ドン
「躱した?!」
それをエレボスは何かをして回避した
「でもまだ3手残ってる。デモンズ・サイズ!」
「っ!」
(あれを食らったら終わる!)
「リミット・ドライブ・VY」
再び何かをして回避する
だが
ビキビキ
「がぁ!」
エレボスの体に突如激痛が走りそのまま回避に失敗する
(限界、、、が)
そしてそれは致命的な隙を生んだことになる
ドカン!!!
「ぁ」
声にもならない悲鳴を上げてエレボスは決定的一撃を食らう
「終わりね」
そしてマモはそう呟いた
全身骨折・大量出血・謎の激痛・肉体の死・精神の疲弊
エレボスの人生史上これ以上追い込まれた状態は無いと言い切れる損傷
それを確認したマモは
「でも、、、確実に。グリーディング・ソウル」
トドメの一撃を刺そうとエレボスに近寄る
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