ファイナルゲーム

爆発音は神樹の下、、、つまりエレボスやカタリナたちが居る場所から聞こえた

「「何?!」」

そしてその方角を全員が見ようとした瞬間

ドカン!!

「「え?」」

今度は城門の方角から爆発音が響いた

「何が?」

アリアや悪魔教団員は何が起こったかわからず右往左往する

「今のってベルゼ様の!」

「槍?それに何かか乗っていたような」

しかしエテルとカエデは神樹の下から1本の槍とそれに乗った何かがが城門に向かって行ったのを確認した

そして

(エレボスが槍に乗ってマモ司教がその余波で一緒に城門へ行ったわね)

フレデリカと

{エテル!早く城門へ!}

{マモとエレボスがそっちに飛ばされた!}

アスタロト、ベルフェゴールの3人は完全に状況を確認した

「「っ!」」

バチバチ!

ビュン!

そしてフレデリカとエテルは全速力で城門へ戻るのであった




「さてさて。おしゃべりしている間にそろそろ洗脳と命令権が魂に刻まれる頃合いね?」

「っ!」

(クソッ、、、タレ。マジで魂が、、乗っ取ら、れる)

そしてエレボスの魂が侵され切る

ピカン!

「「え?」」

「ぇ?」

その寸前で1つのペンダントが光った

それは

(昔マカロンから貰ったペンダント?)

マカロンから貰ったペンダントであった

「何この光?神聖術式?!」

ペンダントからは微かな光と何かの神聖術式が発せられた

それは

「槍の傷がほんの少し治って、、、それに眠気もほんの少しだけど覚めた」

微かな光は傷と精神の両方を少しだけ癒す効果があった

しかしそのほんの少しがエレボスの未来を大きく変えた

「っん?」

癒しの光はダメージで意識を奪われていたベルゼの傷も少し治した

結果ベルゼは意識を取り戻した

「俺は、、、なるほどな!」

そして数瞬で現状を理解し

「グラトニー・ザ・スピア!」

「「しまっ

ドカン!

投げ槍を放ちカタリナとフェルトを吹き飛ばしそのままエレボスを乗せて槍は城門の方へ向かって行った

そして

「え?!」

槍を放った衝撃は文字通り決死の一射であったためすさまじい威力でありこちらへ向かっていたマモをも吹きとばしてまった

そして数秒の空中浮遊の後

ドカン!!

マモと槍は城門に激突した

ドン!

そしてマモとエレボスはそのまま地に落ちた

「がぁ、、、メルトの奴もう少し丁寧な運び方にしてくれよ」

(左手・右目・右耳の機能が完全停止で他の部位もそれぞれ障害が残ってる、、、1人で逃げるのは難しいな)

そう考えるとエレボスはどうにか立ち上がる

すると

「運が良かったのか悪かったのか、、、いや、逃がさないということでは運が良かったわね」

隣から女性の声が聞こえてきた

「嘘だろっ」

隣に居た人物は

「強欲だと」

強欲の大罪司教であるマモであった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る