悪魔教団色欲大罪司教カタリナ
「ベルフェゴーラ」
地面に落ちたエレボスは炎の火傷と槍の裂傷から全身に走る激痛に耐え回復を試みる だが
「はぁ?!」
槍の裂傷は止血と半分ぐらいの損傷の回復は出来た
「火傷が一切治らない?!」
しかし火傷の方が文字通り一切治らないのである
それどころか
(特に火傷が酷い左手と右目と右耳が動かなかったり機能してない、、、なんだこれ?)
左手・右目・右耳の機能が完全停止している
「他の部位も機能が低下してる、、、これじゃ戦うとかそれ以前の問題だぞ」
エレボスは大きな焦りを隠せない
「さっきの
そんなエレボスにカタリナはそう言う
「は?え?は?な、なんだその、、、神にも等しい能力は」
エレボスはカタリナの神にも等しい能力に絶句する
すると
「この程度で神にも等しいと言えるとはまだまだ青二才ね」
カタリナは文字通り子供を見るかのような目でそう言った
「この程度で、、、だと?」
(これ以上に神じみた力がアスモにはあるのか?!なんだそれ)
エレボスといえども流石に諦めの心の芽が生え始める
そして
「終わったの?カタ、、アスモ?」
「っ!!」
そしてそれに水をやる存在が現れる
「ベリアル遅かったわね」
大罪司教に迫る力を持つカタリナがユグドラシルの神樹から出てきたのである
「クソったれ!!」
そしてその手には
「メルト、、、」
ボロボロのメルトの姿があった
「我らが指揮官様の指示だけど2人とも捕縛。エテルは無視。以上」
フェルトはカタリナにそう伝える
「了解。当初の予定じゃエレボスは捕まえない予定だったのだけどね、、、ここまで盤面が整ってしまうと流石にね。ベルゼがこの国に来なければ逃げれたのかもしれないけど、、、運が悪かったわね」
そしてカタリナはそうエレボスに憐みの目を向けてそう言うのであった
「そんなことで人を恨むほど俺は子供じゃないんでね、、、メルトの夢と俺の夢がぶつかって偶々事故っただけだ、、、運が悪かったっていう場所だけは同意だな」
しかしエレボスはそう返しメルトのことを一切恨んでいないと言い切った
「きれいな心ね、、、」
するとカタリナは少し見とれるような表情をすると
「そんな心を今から犯すと考えると興奮するわね」
流れるように獣のような顔をしてそう言った
「ひっ!!!」
そしてエレボスは軽度の女性恐怖症だ フレイヤやフレンのような物静かだったり、知らない相手でなければ問題は無いがアスモはほとんど知らない相手である
そんなアスモにそんな顔で迫らられば恐怖で顔が歪むのも仕方がない
「ふふ。良い顔、、、ラスト・アイ!」
そしてアスモの桃色の目が鈍く光るとエレボスの精神を犯していくのであった
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