エテルの推理

「くそ!」

ドカン!!

「待て!!クソガキー!!!」

エテルはフレデリカの死の追走からなんとか逃れていた

(ベルゼ様!!助けてー!!)


さてさて話は少し遡りフレデリカと少女3人組が関門にたどり着いた時に遡る


「エテルちゃんだけダメ?!」

「なんでだ?!」

アリアとカエデは驚愕していた

「私とこの2人は構わないのにエテルちゃんだけこの関門を通ることを許さない?随分とふざけた話ね?どういうことか説明していただけるかしら?」

フレデリカがそう問うと

「この門を通れる通れないを決めるのは我々です。正式な手段でもそれは変わりません」

入管のエルフはそう返すだけだ

「、、、」

(確実に私の正体が原因でしょうね、、、でもこの話は悪魔教団の大罪司教様達しか知らないはず、、、となると)

そして当の本人であるエテルは冷静に考えると

「異端の聖剣。この国での悪魔教団の動きはどうなんですか?」

そうフレデリカに聞く

「え?師、、女王の善政で勧誘の被害はあれど他の被害はほとんど聞いたことがないわ。仮にあっても国内で解決しているわ」

「なるほど、、、女王は2体の6大精霊と契約していらはどのお方なのですよね?」

「ええ。私が今でも深く尊敬する師であり、同時に今の教皇もその王としての振る舞いを学ぶ一端となった人物でもあるわ」

フレデリカは誇らしげにそう言う

「なるほど、それなら、、、まずお三方は除いて。嫉妬・色欲・怠惰の大罪司教様がこの国に関わったことは?」

それを聞いてエテルはさらにそう問う

「え?あー、昔一回女王が休暇中の私に嫉妬の大罪について調べろーっ言ってきたことがあったわね。せっかくの休暇に仕事したくなかったから断ったらボコされて強制的にやらされたわね。あのクソババァ今思い出しただけでもイラつく」

フレデリカが憎々しげにそう言った瞬間

「それですね」

エテルは答えを出した

「え?何が」

フレデリカがそう問うと

「後で話します。今は2人を守ってください。門ごと消し飛ばします」

エテルはそう返した

「「、、、は?」」

そしてその場にいた全員が唖然とした

((門ごと消し飛ばす???))

正確には理解できていなかった

「な、何言ってるの?!」

最初に動いたのは場数を踏んでいるフレデリカであった

「いや、、、女王ほぼ確でレヴィ様、嫉妬の大罪司教様に支配されてますよ」

「「はぁ?!!」」

「私をここに入れたがらない理由の心当たりが2つあるんですよ。ただそれって2つとも大罪司教かそれと同等の上層部以外は絶対に漏れない情報なんですよ。なので確定でそれと付き合いがある。そしてエモクロア共和国は悪魔教団と一切の繋がりが無いはず、、、となると確定で大罪司教が個人的に手を出している。そして異端の聖剣の同伴者である私の関門通過をここまではっきりと拒否する出来るのは女王ぐらいでしょう?そして女王を支配できる大罪司教は3古参か教祖様ぐらいでしょうし異端の聖剣が女王からされた相談を考えると、、、大方女王はレヴィ様にどういう物かはわかりませんが支配されてますね」

そしてそうエテルが回答を示した

その瞬間

「残念ながら不正解だぜ。エテル」

そんな声が上から聞こえた

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